アーツ前橋

アーツ前橋について

VIについて

アーツ前橋は、美術を中心にジャンルが多様であること、参加形態が多様であること、コラボレーションによって新たなものが生まれることを目的とし、前橋市民が、経営管理、企画運営、評価、推進に主体的に関われる芸術文化施設です。

本施設の外観は、商業施設として活躍していた旧施設の建築を、コンバージョンにより白いパンチングメタルで覆い、施設とまち、前橋の過去と現在をつなぐ象徴的なデザインとなっています。このパンチングメタルを基点に、VI及びサインデザインは、「点と点をつなぐ線」をコンセプトとしています。そして、バラバラの点(穴)を一本の線でつなぎ、文字やピクトを創り出すデザインとしました。

ひとつひとつの点は、人、まち、アート等の様々な要素を表しています。そして、それらをつなぐ線は、アーツ前橋の活動を表しています。シンボルとなるロゴマークも、前橋の「前」と「M」をモチーフとし、全ての文字が見えない点と線でつながっています。この点と線の関係は、今まで何も無かった空間に新たな形を創り出すクリエイションの力であり、アーツ前橋がその活動を通じ、人と人、人とまち等をつなげるプラットフォームとして、アートの新しい可能性を示していくことを象徴しています。

西澤 明洋
Akihiro Nishizawa
(株式会社エイトブランディングデザイン)/ ブランディングデザイナー

1976 年滋賀県生まれ。エイトブランディングデザイン代表。 「ブランディングデザイン」という視点のもと、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発などを手掛け、グラフィック、プロダクト、インテリアなど幅広いジャンルでのデザイン活動を行っている。「フォーカスR P C D ® 」というリサーチからプランニングまで含めた一貫性のあるデザイン開発手法は、多方面より高い評価を得ている。
主な仕事にプレミアムクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana’s green tea」、信州味噌「ひかり味噌」、近畿日本鉄道「上本町Y U F U R A 」、キリンビバレッジ「生茶」など。グッドデザイン賞、PE N T AW A R D S 、THE ONE SHOW をはじめ、国内外の受賞多数。
著書に「ブランドをデザインする!」(パイ インターナショナル)、「ブランドのはじめかた」、「ブランドのそだてかた」(日経BP社)。