2025年度 年間スケジュール
タイトル | 会期 | 概要 |
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4月19日(土)~ 休館日:水曜日 |
石田尚志(1972- )は、線を描いては1コマずつ撮影するドローイング・アニメーションの作品で、1990年代から国内外で評価されてきました。 画像 上:《絵と窓の間》2018年 ©Ishida Takashi |
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新収蔵作品展(仮称)
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7月19日(土)~ 休館日:水曜日 |
当館所蔵作品による2つの展覧会を開催します。1階では、2022~24年に収蔵した作品(絵画、書、版画)をお披露目します。地下1階では、新収蔵品も一部加えながら、当館所蔵の、女性作家による作品(絵画、彫刻、写真、映像)をまとめて展示します。今日、目覚ましい活躍を見せている女性作家たちと、彼女たちを当館が積極的に収蔵してきた経緯の両方をご紹介します。さらに、本展には、現在注目すべき女性作家に参加してもらい、その世界を広げることも計画しています。 |
ゴースト 見えないものが見えるとき(仮称) |
9月20日(土) ~ 休館日:水曜日 |
本展は、“ゴースト”というキーワードから広がる幾つかの視点から、現代美術のさまざまな表現を紹介し、見えるもの・見えないものが生み出す謎めいた魅力を探ろうとするものです。過去の歴史に対する批判、現代という時代の見直し、未来への可能性。不確かなそれらは曖昧で茫洋とした姿で立ち現れ、我々に新しい議論と多様な気づきをもたらしてくれます。亡霊のように立ち上がるイメージは、過去と未来をつなぐメディアとなりうるのではないでしょうか。
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2026年 休館日:水曜日 |
オランダのアムステルダムを拠点にピアニスト/アーティストとして国際的に活躍する向井山朋子(1963- )の、美術館では初となる大規模個展。《wasted》(2009)、《夜想曲》(2011)、《HOME》(2016)などの過去の作品群を、回廊状に連なるアーツ前橋のギャラリー空間にあわせて再構成するとともに、ノマディックな彼女の人生を追体験するような新作の映像インスタレーションを発表します。「女性性」「家族」「世界」「音や音楽」「暴力性」「ジェンダー」などのテーマが向井山の極私的な視点で語られ、これらを同期するピアノ音楽・映像・照明のプログラムが、訪れる観客一人ひとりの時間感覚を変容させ、現実と架空のあわいにひろがる記憶の森へと誘うでしょう。ビジュアルアートとパフォーミングアーツが融合した壮麗なインスタレーションにご期待ください。 |
最新の情報につきましては、アーツ前橋のホームページにて随時ご案内いたします。
2024年度 年間スケジュール
タイトル | 会期 | 概要 |
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ここに いても いい
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4月27日(土)~ 休館日:水曜日
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神話などからインスピレーションを得た物語的コレクションで知られる山縣良和(1980-)のファッションレーベル〈リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)〉。 観覧料:一般800円、学生・65歳以上・団体(10名以上)600円、高校生以下無料 画像: |
new born 荒井良二 |
6月29日(土)〜 休館日:水曜日 |
荒井良二(1956-)は、2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、世界的な評価を受けるアーティストです。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。本展では、絵画や絵本原画、イラストレーション、そして新作となる立体インスタレーションや愛蔵の小物たちを通して、その創作活動を紹介します。まさに旅をする時のように、先が見えない不安や恐れをも楽しみに変えてしまうような気持ちで活動の幅を広げてきた荒井良二。その旅の軌跡と現在地を語る作品たちからなる、これまでにない展示空間が、みなさんをお迎えします。荒井は、これまでどんなところを旅して、次はどこへ出かけていくのか。ここからまた新しい荒井良二が誕生=new bornする展覧会を、一緒に体感しましょう。 観覧料:一般800円、学生・65歳以上・団体(10名以上)600円、高校生以下無料 画像: |
リキッドスケープ |
9月21日(土)~ 休館日:水曜日 |
今日の東南アジアでは、急速な経済発展と都市開発が進み、変化するライフスタイルの中で多様な生活が営まれています。一方で、社会や生活の背景となる過去の歴史や風景、土地に根差した信仰、自然との関係性も社会の底流に存在しています。それらは時に融合し、時には対立し、新たな現実、生活、世界観を生み出しています。 本展のアーティスト達は、そのような多様な現実を独自の視点で捉え、作品を通して新たなビジョンを提示しています。出品作家12組のうち、7組が1980年代以後に生まれた若い世代です。また4組が女性であり、女性の身体や社会的位置づけを再考することで、現代の規範的価値観を覆そうと試みています。 作品に見られる共通性は、我々がどこから来てどこへ向かおうとするのか、という問に答えようとする姿勢です。このような作品を通して、私たちは今の東南アジアの人々の社会、文化、生活の一端を知るだけでなく、世界のいたる所に存在する現代の混沌、不安、不可知性に向き合う態度を学ぶことができるでしょう。 観覧料:一般1,000円、学生・65歳以上・団体(10名以上)800円、高校生以下無料 |
1月25日(土)~ 休館日:水曜日 |
芸術作品を鑑賞するという行為は、多くの場合「みる」ことが基本です。しかし、鑑賞することは視覚だけで感じるものではありません。わたしたちは、それぞれが異なる背丈、視力、身体で鑑賞しており、実際には目で「みる」だけでなく、耳で「きく」、手で「さわる」、足で「あるく」、時には「すわる」といった多様な行為がつながって鑑賞していることに気づくでしょう。 本展覧会では、アーツ前橋と交流のあるアーティスト―三輪途道、山極満博、山城大督―の協力を得て、“鑑賞体験”や“感覚”について意見を重ねて企画しました。各アーティストの新作・近作に、アーツ前橋の収蔵作品を加えて展示します。 初めて感じる戸惑い、小さな違和感、曖昧な記憶が呼び覚まされる瞬間――そんな体験を通じて、本展で新たな意識や気づきに出会う旅に出かけてみませんか? 観覧料:一般600円、学生・65歳以上・団体(10名以上)400円、高校生以下無料 ※障害者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料 ※2月8日(土)、3月8日(土)は「多様な学びの日」のため無料 画像:山城大督《風をたべる、光をのむ》2019年 撮影:山地憲太 |