アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.42(バックナンバー)

2017年 4月21日発行

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春を通り越して初夏を感じるような今日この頃ですね。「加藤アキラ[孤高のブリコルール]」展と「Art Meets 04 田幡浩一/三宅砂織」展開催中です。GWのおでかけにぜひアーツ前橋へお越しください。

本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)「Art Meets 04 田幡浩一/三宅砂織」展

(3)「加藤アキラ 孤高のブリコルール」展

(4)田中泯 ダンス「物とカラダの間で」

(5)ルイサ・ウンガル オープンスタジオ

(6)メンバーシップ募集中

(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(8)ミュージアムショップ mina

(9)アートのとびら by 今井学芸員 vol.43

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●(1)イベントカレンダー ●

「Art Meets 04 田幡浩一/三宅砂織」展関連イベント
■日光写真ワークショップ 
○内容:カメラを使わずにドローイングや日用品を日光の力を使って紙に焼きつけます。
○日時:5月5日(金・祝)13:00~16:00
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○定員:15名(要事前申込)
○対象:小学校高学年以上
○講師:三宅砂織
○参加費:無料

■学芸員によるギャラリーツアー 
○内容:担当学芸員による作品の解説ツアー
○日時:5月14日(日)14:00~
○集合場所:アーツ前橋1階総合案内前
○参加費:無料(申込不要)

■こどもアート探検 
○内容:鑑賞サポーターと一緒に作品を見て話しながら鑑賞します。
○日時:5月21日(日)14:00~
○会場:アーツ前橋1階総合案内前
○参加費:無料(申込不要)
○対象:小学生以下

「加藤アキラ 弧高のブリコルール」展関連イベント
■ワークショップ「加藤アキラと作る竹作品」
○内容:竹を割り、竹かごの編み方で作品を作ります。
○日時:4月29日(土)14:00~18:00
○会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
○定員:40名(要事前申込)
○対象:小学生以上(小学生の方は保護者同伴)
○講師:加藤アキラ、寺澤徹(デザイナー)
○参加費:無料(要観覧券)

■トーク「アート思い出ばなし」
○内容:加藤アキラの活動を振り返るトークセッションを行います。
○日時:5月6日(土)14:00~16:00
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○定員:30名(申込不要)
○出演:加藤アキラ、佐々木耕成(美術家)、吉田富久一(美術家)
○参加費:無料

■学芸員によるギャラリーツアー 
○内容:担当学芸員による作品学芸員による作品の解説ツアー
○日時:5月14日(日)14:30~
○集合場所:アーツ前橋1階総合案内前
○参加費:無料(申込不要/要観覧券)

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●(2)「Art Meets 04 田幡浩一/三宅砂織」展 ●

アーツ前橋では、中堅アーティストを紹介する企画展「Art Meets」を開催しています。第4回は田幡浩一(1979年生まれ)と三宅砂織(1975年生まれ)を紹介します。

○会期:3月18日(土)~5月30日(火)
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日(5月3日は開館)
○観覧料:無料

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=8467

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●(3)加藤アキラ[孤高のブリコール]展 ●

加藤アキラは現在79歳。群馬を離れず創作活動を続けてきたアーティストです。1960年代に前橋を舞台に活動した「群馬NOMOグループ」の作家として活躍しました。車の整備工として勤めるかたわら作品制作を行い、アルミニウムやワイヤーブラシなど身の回りにある道具や素材を用いた作品で注目を集めました。
加藤の創作は、身の回りで廃棄されていく日用品や自然の素材を寄せ集めて僅かな細工を施す[ブリコラージュ]によって作品へと昇華させます。

○会期:3月18日(土)~5月30日(火)
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日(5月3日は開館)
○観覧料:一般500円/学生・65歳以上・団体(10名以上)300円/高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※トワイライト割:17時以降にご来館された方300円

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=8549

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●(4)田中泯 ダンス「物とカラダの間で」●

舞踊家・田中泯さんがアーツ前橋にやってきます!!
田中さんは1989年、加藤アキラの作品とともに共演し、今回再び共演する運びとなりました。
田中さんは舞踊家として活躍する傍ら、映画「たそがれ清兵衛」、先月終了した木村拓哉主演「A LIFE~愛しき人」、4月29日より全国公開予定の三池崇史監督「無限の住人」に出演するなど、舞踊以外での活動もしております。
田中さんのダンスを間近でご覧いただける絶好の機会ですのでぜひお越しください。

○日時:4月23日(日)、5月28日(日)13:00~18:00の間で複数回踊ります。
○会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
○ダンサー:田中泯
○参加費:無料(要観覧券)
○お問い合わせ:アーツ前橋 027-230-1144

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●(5)ルイサ・ウンガル オープンスタジオ ●

 からコロンビア人アーティストのルイサ・ウンガルが、竪町スタジオに滞在し、地域のリサーチや作品の制作を行いました。
その結果発表として、竪町スタジオにてオープンスタジオとトークイベントを行います。当日は終日アーティストが会場にいます。予約不要ですのでお気軽にお越しください。
○日時:5月4日(木・祝) オープンスタジオ(13時~19時)、トークイベント(14時~15時)
※詳細は後日ホームページで公開

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●(6)メンバーシップ募集中 ●
 
年会費:一般会員 2,000円
    ペア会員 3,500円
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など

詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113 または事務局まで。

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●(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

皆さんこんにちは、アーツ前橋店です!
若葉が一段とさわやかに感じられる季節になりましたね☆
今回もまたまたランチメニューのご紹介をします!!
いままでのランチメニューにあった『デラックスロブソンバーガー エリンギ』が今回!『デラックスロブソンバーガー レンコン』になりました!
モチッとしたバンズの間にジューシーに焼き上げたパティ、フレッシュな野菜、歯切れのよいシャキシャキ素揚げレンコンを乗せ特製わさび醤油でサンドしました!
レンコンの歯切れと肉肉しいパティが特性ソースととってもマッチして見た目はおっきいですが、パクッと食べちゃう一品です!

セットドリンク付で ¥1,100-
是非、本日のひと時を当店のスペシャルティコーヒーと共にお過ごしくださいませ!
お待ちしております!

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜    11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:橋爪)

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●(8)ミュージアムショップ mina ●

桜の季節も過ぎ、アーツ前橋沿いに植えられたハナミズキの蕾が大きくなってきました。mina通路のイスに座って季節が移ろうのをガラス張りの店内から見るのもおすすめです。

■『加藤アキラ[孤高のブリコルール]』展図録販売しています!!
 今展覧会の図録を販売しております。ミュージアムショップでしか購入できない、スリーブケース入りです。¥2,160(税込)

■designsix POP UP SHOP(2017/4/22~5/30)
春夏にぴったりな、ロンドン発のビーズアクセサリーdesignsixのPOPUPSHOPを開催します。
Designsixは、ロンドンのWest Dulwich を拠点に活動しているアクセサリーブランド。ダンサーだった奥様が身体で感じる豊かな想像力と、イギリス人の持つパンク精神が大胆なデザインと繊細な色彩感覚が融合する独自の世界観をつくり出しています。
期間限定ですので、ぜひお見逃しなく!

【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)

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●(9)アートのとびら by 今井学芸員 vol.43 ●

先月3月16日~19日まで、日本のアートマーケットにおいては最大級のイベントである「アートフェア東京」が開催されました。アートフェア東京は、古美術から現代アートまでさまざまなジャンルを扱うギャラリーなどが出店し、作品の売買を行ういわゆるアートマーケットで、2005年から始まり(前身のNICAFは1992年から)年に一度開催されます。今回は、皆さんにも馴染み深いラスクで有名なガトーフェスタハラダが母体であるギャラリー「rin art association」が初参加し、アーツ前橋でも2014年に個展を開催した前橋を拠点に活躍する白川昌生氏の作品なども紹介されました。
アートマーケットというと少し縁遠い印象をもつかもしれませんが、美術作品を支える背景には、それを生み出すアーティストの他に、その価値の変動を生み出すギャラリストやコレクター、そして価値の固定化を行う美術館のような場所がそれぞれに異なる役割を負いながら作品がこの世に生まれ、後世に残されてゆくわけです。
学芸員とコレクターの作品への眼差しは、確実に異なります。その相違は、おそらく作品との距離関係やそれぞれの社会的立場の違いからくるものと言えます。原田マハ著の『楽園のカンヴァス』(2012年、新潮社)は、アンリ・ルソーの作品を巡るフィクションですが、そこここに美術業界の「リアル」が散りばめられており、ミステリー仕立てでありながら、美術作品を支える人々の現実を垣間見ることができる傑作です。実際、ルソーやピカソなど20世紀初頭のパリの美術界を生きる画家、ギャラリスト、コレクターなどの名前はほぼ全て西洋美術史を語るうえでは欠かせない実在した人物たちです。歴史的調査をした上で加えられた創作であることは、原田氏自身が森アートセンターなどの学芸員であったことと深く関係しています。
本書の中でこんな一節があります。「画家を知るには、その作品を見ること。何十時間も何百時間もかけて、その作品とむきあうこと。そういう意味では、コレクターほど絵に向き合い続ける人間はいないと思うよ。キュレーター、研究者、評論家。誰もコレクターの足もとにも及ばないだろう。」(p.276)前衛的な芸術が歴史的に支えられてきた背景の多くには、コレクターや美術商の審美眼や情熱が隠されていることがあります。同時代の人々には、評価され得なかった作品が、コレクターを通じて美術館に寄贈され、後世に残ることとなった例というのを私はフランスでの留学時代にたくさん見てきました。時には、美術館の収蔵庫の片隅で、寄贈を受けたまま、その再発見を待っている作品たちにもたくさん出会いました。作品の評価というのは、時代によって大きく変化します。それは、時代の嗜好とも関わりますが、政治的な要素、国際的な力学の変動など作品をとりまく様々な社会的条件により変化してくることを歴史は教えてくれるのです。その中で、コレクターと呼ばれる人々の活躍は美術館にとってもとても重要なものとなってくるのです。

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