[メールマガジン] vol.38(バックナンバー)
2016年12月21日発行
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「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展の開催日もいよいよ残り少なくなりました。1月17日(火)までとなっておりますので、この機会にぜひアーツ前橋へお出かけください。
本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!
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● INDEX ●
(1)イベントカレンダー
(2)「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展
(3)梅沢英樹 滞在制作成果展・アーティストトーク
(4)アーツ前橋 ロビーライブvol.09
(5)メンバーシップ募集中
(6)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI
(7)ミュージアムショップ mina
(8)アートのとびら by 今井学芸員 vol.39
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●(1)イベントカレンダー ●
■ティーセレモニーツアー
○内容:お茶の作法にならって作品鑑賞を行い、作品鑑賞後は参加者でお茶を飲みます。
○日時:2017年1月14日(土)14:00~
○会場:アーツ前橋 ギャラリー
○参加費:無料(要観覧券)
○申込:電話にて事前申込
■映画上映「フライデー・フード・シネマ」
○内容:食にまつわるドキュメンタリー映画を上映します。
○日時:12月23日(金・祝)13:00~/19:00~
○会場:シネマまえばし
○上映作品:
『フード・インク』13:00~(94分)
『ノーマ、世界を変える料理』19:00~(99分)
○入場料:800円(展覧会観覧券の提示で500円)
○定員:各回100名(申込不要)
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=8083
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●(2)「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展 ●
「衣」をテーマとした「服の記憶-私の服は誰のもの?」(2014)、「住」をテーマとした「ここに棲む-地域社会へのまなざし」(2015)に続く第3弾でテーマは「食」。
食べることを通じて私たち個人がどのように自然や社会と結びついているのかをアーティストの表現によって伝えます。
【参加作家】
岩間朝子、ジル・スタッサール、中山晴奈、南風食堂、風景と食設計室 ホー、フェルナンド・ガルシア・ドリー、マシュー・ムーア、ワプケ・フェーンストラ
【展示作家】
小沢剛、廣瀬智央、ゴードン・マッタ=クラーク、中村節也、南城一夫、福田貂太郎
○会期:2017年1月17日(火)まで
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日、年末年始(12月28日-1月4日)
○観覧料:一般600円/学生・65歳以上・団体(10名以上)400円/高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※以下のいずれかの条件でご来館の方は観覧料が400円になります。
・食育の日割:毎月19日の食育の日にご来館の方
・街なかランチ割:前橋市発行の「まちなか楽食マップ」に掲載のお店で食事された当日のレシートをお持ちの方
・トワイライト割:17時以降にご来館された方
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746
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●(3)梅沢英樹 滞在制作成果発表展 ●
アーツ前橋では、昨年度に引き続き、群馬県にゆかりがあり前橋で滞在制作を行うアーティストを公募しました。審査を経て選ばれた梅沢英樹氏を招聘し、現在、竪町スタジオで滞在制作を行っています。
梅沢氏は群馬県桐生市出身で、現在は東京を拠点に海外でも作品を発表するなど、国内外で活動するアーティストです。直面した問題に対する考えや、態度の表明、自身と他者、社会、自然との関係や境界を認識するために、音を使った作品を制作しています。
今回の滞在で制作した作品とどのような活動をしたかのトークをを行います。
◎成果発表展
期間:12月23日(金・祝)~25日(日)13:00~18:00
滞在場所:竪町スタジオ(前橋市千代田町2-4-1)
◎トークイベント
期間:12月23日(金・祝)17:00~18:00
滞在場所:竪町スタジオ
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=8165
※本事業は『平成28年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史歴史博物館支援事業』の助成金で実施するものです。
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●(4)アーツ前橋 ロビーライブvol.09 「ワールドミュージック」●
アーツ前橋で行う小さな音楽ライブ。県内で音楽イベントを実施している方をコーディネーターに迎え、様々なジャンルの音楽を紹介していきます。vol.09「ワールドミュージック」では、アフリカ、中東、オーストラリアなど世界各地の民族楽器を使った、2組による演奏をお楽しみください。
○日時:1月8日(日)14時~有識者会議/15時~石坂亥士×KNOB
○会場:アーツ前橋 1階ロビー
○出演者:有識者会議、石坂亥士×KNOB(ノブ)、
○コーディネーター:岡庭 涼
○観覧料:無料〔申込不要〕
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=8217
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●(5)メンバーシップ募集中 ●
年会費:一般会員 2,000円(昨年度よりも1,000円お得)
ペア会員 3,500円(昨年度よりも1,500円お得)
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など
★「フードスケープ」展クリアファイルプレゼント中 ※展覧会期間中に来館された方でメンバーシップカードのご提示をいただいた方
詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113 または事務局まで。
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●(6)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●
こんにちは、アーツ前橋店です。
今回ご紹介する内容は、10月21日(金)~来年1月17日(火)まで開催していますアーツ前橋企画展で食べることの出来る作品をアーティストのジル スタッサールさんが群馬県内の8組の生産者と調理師と共に作った『限定サンドイッチ』と安中市の製糸場様にご協力頂き制作した、お蚕タルトをセットメニューとしてご提供しております!
是非、この機会にご堪能ください!!
・『展覧会限定サンドイッチセット』価格¥1,800 (シルクタルト・ドリンク付)
・『展覧会限定サンドイッチ』通常価格¥1,500
・『シルクタルト』¥450
【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi
○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜 11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:橋爪)
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●(7)ミュージアムショップ mina ●
もうすぐクリスマス!minaではクリスマスラッピングを無料で承っております。お気軽にお声掛けください。
また、クリスマスにおすすめのお菓子、シュトーレン(¥1,000)、スノーボール(¥100~¥300)なども入荷しています。ぜひお試し下さい♪
■2017/年カレンダー発売中!!
全国の6施設から集めたカラフルで楽しいカレンダーを取り揃えております。(¥1,000~)
日々目にするカレンダーで楽しい1年をお過ごし下さい♪
◎「フードスケープわたしたちは食べものでできている」図録販売中!
現在開催中の「フードスケープわたしたちは食べものでできている」展の図録を販売しております。(¥2,700税込価格)
早いもので、2016年最後の通信となりました。1年間拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。来年も、みなさまにアートを身近に楽しんでいただけるショップを目指して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)
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●(8)アートのとびら by 今井学芸員 vol.39 ●
今年、日本では様々な芸術祭が開催されました。ビエンナーレ(2年に一回の祭典)、トリエンナーレ(3年に一回の祭典)というシリーズで行われている芸術祭の他に、今年から新たに始まった芸術祭もたくさんありました。
芸術祭というと、これまでは、瀬戸内国際芸術祭や越後妻有アートトリエンナーレ、また群馬県内では中之条ビエンナーレのように高齢化し過疎化の進む地域で、行政とアーティストがタッグを組み、地域活性化を目的に行われることが多かったように思いますが、今年は、都市の中でアートを利用しながら、私たちが日常的に見ている風景に新たな発見を与えてくれるような、都市型の芸術祭も多くありました。
今年から新しく始まった「さいたまトリエンナーレ」(~12/11)を見に行き、それぞれの作品はもちろん興味深く見ましたが、作家がさいたまを舞台に作品制作をする準備として公開講座という形でさいたまの土地を市民や有識者が共同でリサーチを丹念にしている様子が印象的でした。このリサーチの結果は《さいたまスタディーズ》という形で展示もされていましたが、歴史的な軸や地理的な軸から土地のリサーチを行い、実際にこれらの調査結果を受けて作られたであろう作品も何点か見受けられました。
こうした地域を舞台にした芸術祭では、市民をいかに巻き込んでいくのかが主催者の大きな課題の一つになりますが、こういった「地域アート」を批判的に論じているのが今回ご紹介する藤田直哉編・著の『地域アート 美学/制度/日本』(2016年、堀之内出版)です。
本書の中で、近代の芸術のキーワードとして「民主化」という言葉が使われます。近代芸術の発生は、19世紀の民主化の中で王侯貴族のような特権的な階級の嗜好であったものが、さまざまな社会階層へ解放されたことから起こったともいえます。そのような歴史的な流れをうけて、本書では芸術のプレイヤーや鑑賞者が民主化されてきたことにより、地域アートにおける作品が「プア」な見た目になるかもしれないと言及しています。このような発言の背後では、天才としての芸術家が純粋に制作したものこそが質の高い芸術作品であるという読み替えもできます。
本書の中では、前橋在住の作家白川昌生さんの《駅家の木馬まつり》も例として何度か取り上げられます。皆さんの中にもこれまでにこのおまつりに参加された方もいらっしゃるのではないでしょうか。近代的なアートの視点からこのおまつりを見ると、これの一体なにがアートなの?という疑問がうまれるかもしれません。しかし、地域の忘却された人々の記憶を組み立て、現在の私たちが参加できる「おまつり」という枠にしたてあげ、そしてその「おまつり」を未来へと繋げる。ということの中にアートの創造性を私は感じます。アートの質を考えるとき、私たちの日常にどのような視点を作品が与えてくれるのか、ということも大切な要素なのではないでしょうか。
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