アーツ前橋

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群馬交響楽団×アーツ前橋 ギャラリーコンサート 「記憶の音 −色彩あふれる絵画とともに」【終了】

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 アーツ前橋のギャラリー内で、群馬交響楽団メンバーによる弦楽四重奏のコンサートを行います。

 アーツ前橋と群馬交響楽団のつながりは開館前の2011年に遡ります。東日本大震災による被害を目の当たりにした悲しみが社会を覆っていたなか、群馬交響楽団は2011年3月27日に群馬音楽センターで震災復興支援のための定期演奏会を行いました。当時前橋で滞在制作をしていたアーティストの照屋勇賢がこれを聴いたことにより、当館の展示室に併設されている《静のアリア》が制作されました。ここではバッハの「G線上のアリア」を含む演奏会の一部が毎日定時に再生され、音と黙祷による静けさが再現されます。

 今回のコンサートでは「G線上のアリア」をはじめ、開催されている田中青坪展の作品に合わせた曲が演奏されます。非常時において芸術が果たす役割に思いを馳せながら、明るい色彩が特徴的な田中青坪の作品に囲まれ、春の訪れを感じる時間をぜひお過ごしください。みなさまのご来場をお待ちしています。

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出 演:群馬交響楽団メンバーによる弦楽四重奏
日 時:2016年3月21日(月・祝) 15時開演
会 場:アーツ前橋 地下ギャラリー
料 金:無料(ただし開催中の「田中青坪 永遠のモダンボーイ」展の当日観覧券が必要です)
申 込:不要。当日会場に直接お越しください。

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■出演者プロフィール

渡会裕之(第1ヴァイオリン)
渡会裕之2(ヴァイオリン)

国立音楽大学卒業。谷田部賞受賞。よみうり新人演奏会(於:東京文化会館)に出演。ヴァイオリンを渡辺栄治、風岡裕、石橋洋子の各氏に師事。草津国際アカデミーにおいて、故インゴ・ジンフォッファー、ウエルナー・ヒンクの各氏より、ソロ・ヴァイオリン及び室内楽の指導を受ける。1987年より群馬交響楽団に在籍し、オーケストラ活動の他、ソロ活動や弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者として幅広く活動している。

筒井志帆(第2ヴァイオリン)
09筒井志帆(ヴァイオリン)
4歳よりヴァイオリンを始める。2006年、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。2007年8月、群馬交響楽団に入団。第28回東京国際芸術協会新人演奏会や第10回おきでんシュガーホール新人演奏会などに出演の他、第20回アフィニス夏の音楽祭、第30回草津夏期国際音楽アカデミーなどに参加。これまでに、藤野妙子、服部芳子、岡山潔、漆原朝子の各氏に、室内楽を菅沼準二、岡山潔、大関博明、北本秀樹の各氏に師事。

田岡幸子(ヴィオラ)
田岡幸子2(ヴィオラ)
2歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学入学時にヴィオラに転向する。これまで、兎束俊之、クロード・ルローン各氏に師事、ヴィオラスペース公開マスタークラスで店村眞積氏のレッスンを受ける。在学中にパシフィック・ミュージック・フェスティバルに参加。2004年12月に群馬交響楽団に入団。

中田英一郎(チェロ)
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東京音楽大学卒業、同研究科修了。在学中にオーディションによる定期演奏会に出演、また選抜オーケストラによるアメリカ演奏旅行にも参加。最近ではオーケストラ、室内楽の他に色々なジャンルのバンドにも参加し、活動範囲を広げている。チェロを故徳永兼一郎、苅田雅治両氏に師事。2001年6月群馬交響楽団に入団。

 

■  照屋勇賢《静のアリア》について 
アーツ前橋のコミッションワークの一つである、照屋勇賢の作品《静のアリア》では、群馬交響楽団が2011年3月27日に行った演奏会の音と沈黙を聴くことができます(1日2回14:00と16:00に再生)。普段は災害時にしか目にしない非常階段をガラス越しに常に見えるようにして、社会のなかで芸術が果たす役割について考えてもらう作品です。

 静のアリア
照屋勇賢《静のアリア》 2013年
撮影:KIGURE Shinya

 

 

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※本事業は、宝くじの助成金で実施いたします。

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