木村崇人 滞在制作【終了】
アーツ前橋では、2014年に制作・滞在のためのスペース「竪町スタジオ」を開設し、アーティストによる滞在制作を行っており、今年も国内外からアーティストを招聘します。
今回は、2015年8月から9月に前橋で滞在制作を行った、アーティストの木村崇人の2回目の滞在制作となります。
アーツ前橋の展覧会「ここに棲む –地域社会へのまなざし」展の出品作品として、赤城山の植物や苔を使って制作した作品《赤城山をつなぐ》が、設置場所となった馬場川通り親交会の要望により、展覧会終了後も形を変えて継続することになりました。この作品は2016年7月までの継続を目処とし、今後は馬場川通り親交会とアーツ前橋が協力して管理・運営を行っていきます。
今回の滞在制作では、《赤城山をつなぐ》について馬場川通り親交会や地元の大学生と話し合い、より多くの人が集まり、植物の変化を楽しめるような場所になるよう、植物の配置を変えたり、新たな植物を植栽しながら形を変えていきます。
■滞在期間
2016年1月10日(日)〜2月17日(水)
■滞在場所
竪町スタジオ(前橋市千代田町2丁目4番26号)
■滞在制作報告トーク
馬場川通り東屋に設置した《赤城山をつなぐ》の作品制作や、継続して残すことにより改善した点、またこれからのこの場所の変化や使い方についてアーティストが考えていることなどを話します。
日 時:2016年2月11日(木・祝)19:00〜
場 所:竪町スタジオ2階(前橋市千代田町2丁目4番26号)
入場無料
《赤城山をつなぐ》2015年 Photo: KIGURE Shinya
■アーティストプロフィール
木村崇人
1971年、愛知県出身。東京芸術大学大学院博士課程修了。
「地球と遊ぶ」をコンセプトに「地球の持つ見えない力を知覚する装置」を制作し、作品を体験することで、ものごとを情報としてではなく実感できる体験型の作品を主に制作している。
個展:アサヒアートコラボレーション『森を遊ぶ・木村崇人展』(2008)木村崇人『森_living』(2009)『星の木もれ陽を探して』(2011)『テーブルの上/下から』 木村崇人(2015)他。グループ展:『越後妻有アートトリエンナーレ2003、2006、2012』、『瀬戸内国際芸術祭2010、2012』、『あいちトリエンナーレ2010』他。
公式サイト【地球遊便】http://www.takahitokimura.com
■ 竪町スタジオについて
前橋市千代田町2丁目の4階建てのビルを改修し、アーティストのスタジオ(制作、イベント、展示)、滞在などを行なう場所として開設しました。1階がスタジオで、3・4階が滞在スペースとなっています。