アーツ前橋

地域アートプロジェクト

マームとジプシー滞在制作報告会「湧きあがってくる時間」

マームとジプシー 藤田貴大 スライドショー「湧きあがってくる時間」フライヤーデザイン:梅木駿佑、写真:藤田貴大

演劇作家・藤田貴大率いるマームとジプシーは、アーツ前橋の開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」において、《瞬く瞼のあいだに漂う》を発表しました。百貨店の閉鎖フロアで公開された本作は、マームとジプシー史上最大規模のインスタレーションであり、演劇と美術の境界を超える表現への挑戦でした。
マームとジプシーはその後も前橋市中心市街地でフィールドワークを重ね、藤田自身のルーツでもある広瀬川河畔で出会った風景や、戦中・戦後、そして現代の前橋を生きる人々の記憶をもとに、2025年度に公開予定の新作《Curtain Call》の構想をまとめています。
前橋文学館内の朗読劇場で実施するスライドショー「湧きあがってくる時間」は、藤田と俳優の青柳いづみが、これまでの前橋取材を写真と映像を交えながら振り返るとともに、同館の萩原朔美特別館長をゲストに、前橋という土地に漂う言葉やイメージの現れについて語り合います。


《瞬く瞼のあいだに漂う》撮影風景 2024年/衣装 YUKI FUJISAWA

《瞬く瞼のあいだに漂う》 2023年/スズラン百貨店 前橋店/撮影 木暮伸也

【開催概要】
登壇:藤田貴大(マームとジプシー主宰/演劇作家)
   萩原朔美(前橋文学館特別館長)
   青柳いづみ(俳優)
   宮本武典(東京藝術大学准教授/アーツ前橋チーフキュレーター)

日時:2025年3月22日[土]13:00〜16:00
   (12:30開場|聴講無料|要予約|全席自由|途中休憩あり)
会場:萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち 前橋文学館 3階ホール
   〒371-0022 群馬県前橋市千代田町3丁目12-10
主催:アーツ前橋
企画制作:アーツ前橋、合同会社マームとジプシー
取材協力:原田恒弘、小見純一、川又彩夏、松本勉、田名網雅久、村上雅紀、関隆行、岡正巳、木暮勇斗

【アーティストプロフィール】
マームとジプシー MUM & GYPSY
藤田貴大が全作品の脚本と演出を務める演劇団体として2007年設立。2012年よりオリジナルの演劇作品と並行して、他ジャンルの作家との共作を発表。あらゆる形で作品を発表し、演劇界のみならず様々なジャンルの作家や観客より高い注目を受けている。

藤田貴大 FUJITA Takahiro Fujita
1985年4月生まれ。北海道伊達市出身。出生地は前橋。桜美林大学文学部総合文化学科にて演劇を専攻。07年マームとジプシーを旗揚げ。以降全作品の作・演出を担当する。作品を象徴するシーンを幾度も繰り返す“リフレイン”の手法で注目を集める。11年6月-8月にかけて発表した三連作「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。」で第56回岸田國士戯曲賞を26歳で受賞。以降、様々な分野の作家との共作を積極的に行うと同時に、演劇経験を問わず様々な年代との創作にも意欲的に取り組む。13年、15年に太平洋戦争末期の沖縄戦に動員された少女たちに着想を得て創作された今日マチ子の漫画『cocoon』を舞台化。同作で2016年第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。演劇作品以外でもエッセイや小説、共作漫画の発表など活動は多岐にわたる。

【お申し込み方法】
下記の申し込みフォームか、アーツ前橋に直接お電話にてお申し込みください。
https://logoform.jp/form/dWZu/933990

【前橋文学館までのアクセス】
関越自動車道前橋ICから車で約15分(広瀬川サンワパーキングをご利用の場合、駐車券のご提示で4時間分の無料処理を行います)/JR前橋駅から徒歩で約15分/JR前橋駅からタクシーで約10分/JR前橋駅からバス(3系統)で約5分

【お問い合わせ】
アーツ前橋 (休館日を除く10:00〜18:00)
TEL 027-230-1144 /FAX 027-232-2016

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