【終了】アーツ前橋 開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」ワークショップのご案内
元木大輔(DDAA/DDAA LAB代表) 木原共(メディアアーティスト) 関口光太郎(新聞紙×ガムテープアーティスト)
「ニューホライズン 歴史から未来へ」展では、未来の街づくりを担う若者や子どもたちに創造的な学びの機会をひらきます。前橋市中心市街地の街なかの魅力向上や賑わいの創出を目指して活動を行う良品計画、欧州で注目される新鋭のメディアアーティスト・木原共、ガムテープと新聞紙によるユニークな彫刻活動で知られる関口光太郎らが、前橋の街を舞台に地域の人々を対象とした共同制作やワークショップを開講します。
【1. アーツ前橋 良品計画 1Day ワークショップ《MUJI for Public Space》】
建築家・元木大輔を講師に迎え「前橋の街をもっと楽しむためのアイデア」を共創する
都市計画、ランドスケープ、インテリア、コンセプトメイキングなど分野を横断し活躍する建築家・元木大輔を招き、無印良品 銀座 ATELIER MUJIにて昨年実施された《MUJI for Public Space》では、銀座の街を舞台に、街路樹がレストランに、終電後のメトロの入り口階段が劇場に転換するなど、銀座の公共空間を楽しむためのアイデアが披露されました。また、銀座3丁目の路地裏においてパブリックシネマを開催し、まちにおけるアイデアの実装も行いました。本ワークショップでは、活動の舞台を前橋に変え、参加者や商店街関係者の方々とともに前橋の公共空間をもっと楽しむためのアイデアを生み出し、街なかへの実装に向けて具体化します。シンプルかつ日本中のあらゆる場所で手に入る良品計画の商品を、リサーチやディスカッションを通して街なかを変化させるための実験的なアイデアへと変換させましょう。皆様のご参加をお待ちしています。
実施日:11月23日[木・祝]
時間:10:00~17:30
集合場所:アーツ前橋受付前(定員10名・応募多数の場合は選考)
講師:元木大輔(DDAA/DDAA LAB代表)
対象者:アートやデザインを使った街づくりにご興味のある方
参加費:無料
*受付は終了しました。
[スケジュール] *スケジュールとプログラム内容は当日変更する可能性がございます
10:00 集合@comm 3階(群馬県前橋市千代田町2丁目10−2)
10:00-12:00 元木大輔さんによるレクチャー、アイデア共有
12:00-13:00 各自ランチ
13:00-15:00 街歩き、アイディエーション
15:00-17:30 アイデア・シェアリング・セッション@comm 3階(群馬県前橋市千代田町2丁目10−2)
*15:00-17:30のアイデア・シェアリング・セッションはどなたでもご参加可能です。(応募不要・当日直接会場にお越し下さい)
元木大輔(Daisuke Motogi)……建築家、DDAA/DDAA LAB代表。東京藝術大学非常勤講師。1981年埼玉県生まれ。2004年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、スキーマ建築計画勤務。2010年DDAA設立。2019年、コレクティブ・インパクト・コミュニティを標榜し、スタートアップの支援を行うMistletoeと共に、実験的なデザインとリサーチのための組織DDAA LABを設立。2021年第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展参加。
株式会社良品計画(Ryohin Keikaku Co., Ltd.)……2023年1月に前橋市のまちなか魅力向上や賑わいの創出を目指し、「まちなかの活性化に関する連携協定」を締結。同年2月に「無印良品 前橋中央通り商店街」をオープン。商品の販売だけでなく、販路を必要とする生産者や商店街への出店を検討する事業者を対象にした「一坪開業」のスペースを設け、街なか活性化の支援を行う。2023年度グッドデザイン賞受賞。地域の皆さまとつながり、生活に「役立つ」店舗を目指し運営している。
【2. 木原共ARワークショップ《Future Collider》】
「近い将来の前橋の街にはどんな生活やテクノロジーが存在しているか?」ARを用いて問い・考える
欧州でも活躍する新鋭メディアアーティスト・木原共が「前橋のありえるかもしれない姿」を映し出す道路標識を作成し、AR(拡張現実)上で実装するプロジェクト《Future Collider》。本ワークショップでは、作家による特別レクチャーや街歩きを通して「前橋の街なかとテクノロジーの関係」や「未来の前橋に出現するかもしれない看板や道路標識」をみんなで想像していきます。この街に住まうことや望ましい技術の発展について、街歩きや看板の制作を通して、みんなで考えましょう。
実施日:11月25日[土]
時間:14:00~17:00
集合場所:アーツ前橋スタジオ(定員20名・先着順)
講師:木原共
対象:スマートフォンをお持ちの方、小学生以上
参加費:無料
*受付は終了しました。
[スケジュール]
14:00 集合@アーツ前橋スタジオ
14:00-15:00 アーティストによるレクチャー
15:00-16:00 街歩きをしながらAR設置
16:00-17:00 看板を考えるワークショップ
木原共(Tomo Kihara)……メディアアーティスト。新たな問いを人々から引き出す遊びをテーマに、実験的なゲームやインスタレーションの開発を行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後、アムステルダムに拠点を置く研究機関 Waag Futurelab に参加。近年の作品は「アルス・エレクトロニカ STARTS PRIZE 」(リンツ/2021 年)にノミネートされ、「Victoria & Albert Museum」(ロンドン/2022 年)にも展示されている。(ポートレート撮影:Anna Trap)
【3. 関口光太郎 公開ワークショップ《辻辻モンスターズ》】
《大人魚姫の城》
交差点「辻」に出現するガムテープモンスターを前橋市出身のアーティストと共同制作
新聞紙とガムテープという身近な素材を使って、巨大な作品を制作する関口光太郎。前橋出身の関口にとって、作品を設置する中央通り、オリオン通り、弁天通りは今もその通りを歩くと、個人的な思い出が色濃く残っているといいます。ワークショップでは、それぞれの通りや場所にちなんだモンスターを、関口とともに制作します。完成したモンスターたちは、期間中、各アーケードの交差点「辻」に1体、また1体と出現します。
実施日:11月11日[土]、25日[土](定員各回15名程度・先着順)
*定員に達した場合でも会場外からワークショップの様子を見学頂けます。
時間:13:00~15:00
会場:まちなかサロン「マチナカさん」(前橋市千代田町2-11-1)
参加費:無料
対象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
*受付は終了しました。
関口光太郎(Kotaro Sekiguchi)……1983 年群馬県前橋市生まれ。小学 3 年生の夏休みに、初めて新聞紙とガムテープを使ってステゴサウルスを作る。多摩美術大学彫刻科の卒業制作で 6 メートルの寺院を制作し、技法を確立。第 15 回岡本太郎現代芸術賞受賞(2012 年)、「In BEPPU」(2019 年)招聘。現在まで、旭出学園(特別支援学校)勤務の傍ら、全国各地で制作・展示やワ―クショップを行う。(ポートレート撮影:森英嗣)