【終了】マームとジプシー新作演劇公演《瞬く瞼のあいだに漂う》【ニューホライズン展プログラム】
光の線が
斜めから
射しこんでくる
目に映る
通りと流れ
予感と余韻
Scene 4/目に映る Reflect in the eyes より
アーツ前橋開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」の関連イベントとして、マームとジプシーによる《瞬く瞼のあいだに漂う》(作・演出 藤田貴大)の新作初演を展覧会場内(スズラン前橋店新館3階)にて行います。俳優・青柳いづみによる短編パフォーマンスに加え、12月24日[日]は音楽家・大友良英とのコラボレーションによる特別上演となります。各公演終了後にはアフタートークを行います。
藤田の出生地でもある前橋市。本作は、2023年6月から8月にかけての、アーツ前橋周辺の商店街や通りでのフィールドワーク、前橋の高校生に向けたワークショップを経て制作されました。作品は、これまでマームとジプシーが培ってきたドラマトゥルギーと、空間・演出の技法を用いたインスタレーションとして、映像、写真、コラージュ、ヴォイス、テクスト等で構成されます。演劇公演を通じて作品は、藤田の言葉、青柳の身体と声、大友の音と響きあい、紡がれてゆきます。
マームとジプシーにとって初の群馬県での公演は、美術と演劇の境界を超えた新たな形式への挑戦となります。藤田のテクストによる青柳いづみのパフォーマンス、また大友良英の初コラボレーションがどのような世界観を生み出すのか、目が離せません。
ご来場をお待ちしています。
【公演情報】
第1回|10月28日[土]午後1時開演(午後0時30分開場)
出演=青柳いづみ/チケット料金=2,000円
第2回|10月29日[日]午後1時開演(午後0時30分開場)
出演=青柳いづみ/チケット料金=2,000円
第3回|12月23日[土]午後1時開演(午後0時30分開場)
出演=青柳いづみ/チケット料金=2,000円
第4回|12月24日[日]午後4時30分開演(午後4時開場)→完売しました
出演=青柳いづみ、大友良英/チケット料金=3,000円
会場|スズラン前橋店 新館3階(群馬県前橋市千代田町2丁目12-3)
公演主催|マームとジプシー
*パフォーマンス準備のため10月28日[土]29日[日]12月23日[土]は午前10時~午後3時まで、12月24日[日]は午後1時より展示はご覧いただけません。
*各回とも座席は整理番号付きの自由席となります。
*チケットはこちらのウェブサイトからお申し込みください。9月30日[土]午前 10時より販売を開始します。なお本展示会場場内でも公演チケットを販売いたします。
【展示概要】
アーツ前橋 開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」参加作品
マームとジプシー《瞬く瞼のあいだに漂う》
期間|2023年10月14日[土]-2024年2月12日[月・祝]
会場|スズラン前橋店 新館3階
開館時間|午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで/入場無料)
休館日|水曜日(年末年始の休館は12/27[水]~1/4[木]*1/23と1/24もスズラン前橋店の休業日のため本展示のみ休廊)
主催|New Horizon展実行委員会、前橋市
【アーティスト・出演者プロフィール】
マームとジプシー
藤田貴大が全作品の脚本と演出を務める演劇団体として2007年設立。2012年よりオリジナルの演劇作品と並行して、他ジャンルの作家との共作を発表。あらゆる形で作品を発表し、演劇界のみならず様々なジャンルの作家や観客より高い注目を受けている。公式ウェブサイト
藤田貴大(マームとジプシー主宰/演劇作家)
1985年4月生まれ。北海道伊達市出身。桜美林大学文学部総合文化学科にて演劇を専攻。07年マームとジプシーを旗揚げ。以降全作品の作・演出を担当する。作品を象徴するシーンを幾度も繰り返す“リフレイン”の手法で注目を集める。11年6月-8月にかけて発表した三連作「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。」で第56回岸田國士戯曲賞を26歳で受賞。以降、様々な分野の作家との共作を積極的に行うと同時に、演劇経験を問わず様々な年代との創作にも意欲的に取り組む。13年、15年に太平洋戦争末期の沖縄戦に動員された少女たちに着想を得て創作された今日マチ子の漫画『cocoon』を舞台化。同作で2016年第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。演劇作品以外でもエッセイや小説、共作漫画の発表など活動は多岐に渡る。