「岡本太郎と『今日の芸術』 絵はすべての人の創るもの」コンセプトブック
「岡本太郎と『今日の芸術』 絵はすべての人の創るもの」(2018年10月5日[金]~2019年1月14日[月・祝])のコンセプトブック。
1954 年に刊行された岡本太郎『今日の芸術』。
当時の若き芸術家たちに大きな影響を与えた同書は、大ベストセラーとして幅広い人たちを魅了し、今日にいたるまで版を重ね続けています。 本書「岡本太郎と『今日の芸術』は、岡本太郎や関連するアーティストの作品を『今日の芸術』のキーワードとともに紹介し、同書が成立した背景や岡本太郎が発したメッセージの射程、『今日の芸術』をいま読み解くことの意義を明らかにします。
本書の主な内容
【序論】春原史寛「岡本太郎の活動の転換点としての『今日の芸術』とその成立をめぐる力学」
【図版と解題】岡本太郎と『今日の芸術』[岡本太郎や関連作家の作品図版を『今日の芸術』のキーワードと共に紹介。各章には気鋭の美術史研究者たちによる解題が付されます
解題執筆者:春原史寛(本展企画協力)/小金沢智(太田市美術館・図書館学芸員)/岩田ゆず子(東京国立近代美術館研究補佐員)/石井匠(インディペンデントキュレーター)/忠あゆみ(福岡市美術館学芸員)/成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
【論考】大杉浩司「芸術と社会の接点 岡本太郎のパブリックアート」
【報告】春原史寛[岡本太郎のパブリックアート]《太陽の鐘》の誕生と群馬県前橋市における再生プロジェクト
【再録】今日の芸術をめぐる書評と言説(1954 年‒1996 年)
など
価格:1,200円+税
仕様:新書版、176頁
企画:アーツ前橋
ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
制作:則武優+小倉裕介[現代企画室]
発行:現代企画室