ゲートゲンス・ヒルシュ 滞在制作【終了】
アーツ前橋では、滞在及び制作のための施設「竪町スタジオ」を拠点として国内外よりアーティストを招聘して、滞在制作事業を行っています。海外在住のアーティストを対象にした滞在制作では、5名の推薦委員からの推薦をうけ、アーツ前橋の学芸員がアーティストを選考しています。
今年度1組目の海外在住アーティストとして、ドイツ出身で、現在はベルリンを拠点に活動する2人組のアーティスト、ゲートゲンス・ヒルシュ(gaehtgens.hirsch)を7月18日から招聘します。
ゲートゲンス・ヒルシュは、人間の条件に関するアーティスティックリサーチの基礎として、写真や映画制作、演劇制作、メディアアートの教育を共有し、作品の多くは静止画、動画、テキストで発表されています。近年では、西ベルリンのダーレム地区にある民族博物館の移設に伴う作業に同行し、8か月に及びその様子を撮影した作品などがああり、展覧会という制度や展示されるオブジェクトの歴史に目を向ける制作も行っています。
滞在後半には、パブリックプログラムを開催します。詳細は随時更新します。
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■滞在期間:2018年7月18日(水)〜2018年8月30日(木)
■リサーチ期間:2018年5月16日(水)~5月21日(月)
■滞在制作場所:竪町スタジオ(前橋市千代田町2-4-1)
■活動紹介レクチャー(終了しました)
日時:2018年7月25日(水)17:00~(17:30終了予定)
会場:竪町スタジオ一階(前橋市千代田町2-4-1)
内容:アーティストの紹介と簡単な活動紹介を行います。
入場:無料、どなたでもご参加いただけます。
■オープンスタジオ(終了しました)
日時:8月26日(日)12:00~19:00
会場:竪町スタジオ(前橋市千代田町2-4-1)
内容:前橋に生息してる野生化したインコを追いながら、自然と都市の関係を考察してきました。さらに前橋の戦争の記憶、オーガニックファーム、日本のハーブ、まちなかの元和菓子屋さんの建築も取材し、人と自然、変化する街と環境の問題など、インコを軸に、アーティストが前橋で見つけたものを紹介します。さらなるインコの情報も求めています。通訳も常時待機していますので、ぜひお気軽にご来場ください。
入場:無料
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■招聘アーティスト プロフィール
ゲートゲンス・ヒルシュ(gaehtgens.hirsch)
ダニエラ・マリア・ヒルシュ(1973年生まれ、ブルク=ギーピヘンシュタイン美術大学卒業/ザーレ)とデイビッド・ゲートゲンス(1973年生まれ、ケルン・メディア芸術大学卒業)は、2012年からゲートゲンス・ヒルシュ(gaehtgens.hirsch)としてコラボレーションを開始。現在は、ベルリン(ドイツ)を拠点に活動。2012年より、ドイツ、ラトビア、イタリア、アメリカでの展示のほか、 ザクセン・アンハルト州とドイツ工業連盟からの助成金を取得。 ケーバー基金賞(ドイツ論文賞)受賞。ベローナ大学を通じて、2018年テキストをベースとしての研究物を出版予定。
■これまでの作品
《URCHIN》 2015 映像(シングルチャンネル、ループ) 48分 ステレオサウンド ワリシー・カンディンスキー《無題》木版画
展示風景(Adamski Gallery for Contemporary Art/ベルリン・ドイツ)
《SURROGATES》 2015-2016年 映像 31分21秒 音声なし
《EXPERIMENT NO. 2: DECOY DUCKS》 2016年 映像(マルチチャンネル ループ) 7-122 分 音声なし 既製品の木製の鴨の人形など
展示風景(University of Verona/イタリア)
《 LOOK DADDY》2016年 映像(シングルチャンネル ループ) 10分54秒
《PACKLINGS》2017年 ポリエステル布に8色プリント写真
展示風景(Ethnological Museum Berlin/ドイツ)
■推薦委員について
H30年度の海外在住アーティストの推薦は、下記の5名より推薦していただきました。
クォン・ジン(キュレーター/韓国)
照屋勇賢 (アーティスト/ 日本) ※アメリカ在住
かないみき ※ドイツ在住
ヤップ・ソービン(キュレーター/マレーシア)
ヤオ・ポーリーン(M+ キュレーター/香港)
※本事業は、「平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業」の助成を得て実施します。