今秋11月23日(金・祝)から12月16日(日)、ミニギャラリー千代田にて作品展示「イメージのさざ波」を開催します。
昨年度、本市アーティスト・イン・レジデンス事業で招聘した韓国人アーティスト、ぺ・ヨンファンは、滞在中に福島を訪れました。日本の社会学者とともに海岸線沿いを歩いて撮影された映像が《福島のため息》です。頭の後ろにつけたカメラがとらえる画像は、無意識を記録するかのようです。デカルコマニーやシュルレアリスム的な自動筆記も、無意識の世界を探求する行為で、偶然性による造形という特徴が共通しています。
ドイツの画家ヴォルスは、自動筆記によって偶然生まれるかたちや色について、「繰り返すことなく繰り返す港のさざ波」に喩えていますが、そうした造形の意図を超えたものであっても、見る者は何かを感じ、そこに意味を見出そうとします。
初日の11月23日午後5時からは、ペ・ヨンファンさんをお招きしてアーティスト・トークを行います。前橋での滞在生活の思い出や出品作についてお話しいただきます。たくさんの皆様のご来場をお待ちしております。
プレイベントvol.18作品展示「イメージのさざ波」
日時:11月23日(金・祝)~12月16日(日)
火~木は13:00-17:00 土日祝は11:00-17:00
休館日:月曜と金曜 *祝日は除く
会場:ミニギャラリー千代田(前橋市千代田町2-8-12 中央通りアーケード内)
入場料:無料
出品作家:アンリ・ミショー、ヴォルス、ペ・ヨンファン、砂盃富男、瀧口修造、元永定正
主催:前橋市文化国際課(TEL:027-898-5825)
助成:平成24年度文化庁地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ
ぺ・ヨンファンさんによるアーティスト・トーク
日時:11月23日(金・祝)午後5時~
場所:ミニギャラリー千代田
申込み不要。当日会場へお越しください。