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開催概要
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群馬県前橋市出身の日本画家・塩原友子(1921─2018)は、一貫して独自の表現を追求し続けた画家です。教員として働きながら制作を続けた戦中期を経て、終戦後には本格的に絵画を学ぶことを決意し上京。望月春江に学び、その後、井上三綱との出会いを通して、画面構成や素材、表現手法に対して意識的な実験を行うようになります。1960年代には、幾何学的な構図や抽象的要素を積極的に取り入れ、さらにコラージュや絵肌の表面を引っ掻いて線を描くといった、日本画の伝統的な枠にとらわれない手法を展開。やがて曼荼羅など宗教的モチーフにより、精神性を帯びた作品を手がけます。これらの変遷は、画家としての自立、戦後変化する価値観の中での模索、そして内省といった塩原の創作の軌跡を映し出しています。当館は、塩原の初期から晩年に至るまでの作品47点を収蔵しており、本展ではこれらを中心に構成し、彼女の画業を振り返ります。
| 会期 | 2026年4月25日(土)~6月14日(日) |
| 開館時間 | 午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで) |
| 休館日 | 水曜日(4月29日、5月6日開館、翌日休館) |
| 会場 | 1階ギャラリー+地下ギャラリー |
| 観覧料 | 一般600円、学生・65歳以上・団体(10名以上)400円、高校生以下無料 *1階ギャラリーは観覧無料 *障害者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料 *5月4日(月・祝)「みどりの日」、5月10日(日)「母の日」は無料 |
| 主催 | アーツ前橋 |
| 特別協力 | 株式会社ヤマト |
| 後援 | 上毛新聞社、群馬テレビ、FM GUNMA、まえばしCITYエフエム、前橋商工会議所 |

前橋市出身の画家・塩原友子(1921–2018)の大規模個展です。戦中から戦後へと社会の価値観が激変する中、画家としての道を選び、師との出会いを経て、独自の画風を広げていきました。当館所蔵作品を中心に初期から晩年に至る 100 点余りの作品と、写生や下図、印章、書簡などの資料を展示します。画業の全貌を体系的に紹介する貴重な機会です。
伝統的な日本画の技法に留まらず、1960年以降、幾何学的な構成やコラージュ、画面を引っ掻く描法などさまざまな手法を次々と展開しました。その前衛的な造形表現は、針生一郎の評価をうけ、片岡球子や中村正義、星野真吾らとともに「これが日本画だ!」展に選出され、注目されました。
多様な表現による「線」に注目します。伝統的な筆による描線にとどまらず、画面を鋭く引っ掻いて刻み込まれた線、紙を切り貼りするコラージュが生み出す境界の線、そして立体的な重なりでできる影の線。平面に奥行きを与えようとした多様な「線の表情」をご覧ください。

1921年群馬県前橋市生まれ。群馬県女子師範学校を卒業、教職に就いた後、武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)に編入。1952年日本画院に初出品で奨励賞受賞、以後日本画院展を中心に発表。1966年針生一郎企画の「これが日本画だ!」展に出品。主な個展に「特別展示塩原友子」(2004年、群馬県立近代美術館)など。2018年没。
アーツ前橋|Arts Maebashi(休館日を除く10:00〜18:00)
TEL:027-230-1144
FAX:027-232-2016
群馬県前橋市千代田町5丁目1-16
5-1-16 Chiyoda-machi, Maebashi City, Gunma Prefecture
| 日時 | 2026年5月2日(土)、5月31日(日)午後2時~3時 |
| 会場 | アーツ前橋 ギャラリー |
| 定員 | どなたでも(未就学児は保護者同伴) |
| 参加費 | 無料 *当日の観覧券をご提示ください。 |
塩原友子と同時代に活躍した画家たちが、日本画の枠を超えて挑んだ前衛的な表現と活動についてお話しいただきます。
| 日時 | 2026年5月23日(土)午後2時~3時30分 |
| 会場 | アーツ前橋 スタジオ |
| 講師 | 菊屋吉生(山口大学名誉教授) |
| 定員 | 40名 |
| 参加費 | 無料 *当日の観覧券をご提示ください。 |
| 申込方法 | 4月25日(土)より専用フォームからお申込みください。 |
アーツナビゲーターとともに、気づいたことや感じたことなどをおしゃべりしながら鑑賞するプログラム。展示中の2作品作品を鑑賞します。(所要時間約40分)
| 日時 | 2026年5月9日(土)、6月13日(土)午後2時~ |
| 会場 | アーツ前橋 ギャラリー |
| 定員 | 各回5名程度 |
| 参加費 | 無料 *当日の観覧券をご提示ください。 |
| 申込方法 | 専用フォームからお申込みください。 |