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2026年度 年間スケジュール

2026年4月25日(土) – 2026年6月14日(日)

塩原友子の日本画 線と表現、その先の祈り

前橋市出身の日本画家・塩原友子(1921–2018)は、戦中から教職の傍ら制作を続け、戦後は望月春江や井上三綱との出会いを通じて独自の画風を切り拓きました。1960年代には幾何学的な構成やコラージュ、画面を引っかく技法を取り入れるなど、日本画の伝統にとらわれない前衛的な表現を追求。やがて曼荼羅や仏教的モチーフへと向かい、深い精神性を湛えた作品世界を築き上げました。 本展は、当館収蔵作品や未公開作品を中心に、初期から晩年までの代表作を展示し、その画業を回顧するものです。時代の変化の中で自立した画家として歩み、日本画の枠を超えて制作し続けたその表現をご覧ください。

休館日:水曜日(4月29日、5月6日開館、翌日休館)

デザイン:橋詰冬樹

2026年7月4日(土) – 2026年8月30日(日)

ぬけみち展 かわす・つくる・共にいる―生きるための回路

「未来は良くなる」と信じることが難しく、言葉にならない不安や閉塞感が覆うこの時代。作家たちはそれぞれの方法で環境を創造的に見つめ、独自の接続回路を生み出しながら、私たちが生きる世界との関係を編み直しています。本展は、建築・デザイン・演劇・アートなど多様な領域を横断しながら、独自の視点や態度から立ち上がる「ぬけみち」のありようを探る展覧会です。7組の作家の作品世界を通して、均一な多様性へと最適化されていく社会に「別のルート」をひらきます。

出展作家|阿部航太(1986- )、高野ユリカ(1987- )、SIDE CORE(2012- )、鈴木哲生(1989- )、dot architects(2004- )、Mai Sakamoto Nielsen(1993- )、三野新(1987- )&山本卓卓(1987- )

休館日:水曜日

鉄道芸術祭 vol.10 「GDP(Gonzo dot party)」dot architects + contact Gonzo
写真:吉見崚

2026年9月19日(土) – 2026年12月20日(日)

めぶく。Where good things grow|前橋国際芸術祭2026

2016年に策定したまちづくりビジョン「めぶく。」をコンセプトに、民間主導で進められてきた前橋市中心市街地再生の取り組みと連携しながら、アートを通じて前橋の現在地と未来像を描き出す、2年に一度の国際芸術祭。アーツ前橋をメイン会場に、詩・音楽・映画・建築・リサーチなど多様な表現領域からアーティストを招聘し、アーケード商店街や路地、空きビル、公共空間など、前橋の日常風景そのものを舞台にウォーカブルなアート体験を創出します。
主催:前橋国際芸術祭実行委員会

休館日:水曜日(9月23日開館、翌日休館)

渋谷慶一郎《Abstract Music》(グラフィックデザイン:八木弊二郎)

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2027年2月13日(土) – 2027年3月22日(月)

前橋の美術2027 -みんなのアーツ-

市民主体の企画として2017年より始まった「前橋の美術」は、本展で4回目の開催となります。2027年に開催する「前橋の美術2027 -みんなのアーツ-」では参加作家を広く公募し、前橋にゆかりのある新たな作家を紹介していきます。また本展は、美術分野の公募に限らず、踊り・演劇・音楽・朗読などの身体表現の公募、前橋の地域性に着目した展示企画、市民参加と交流の場の提供を軸に、世代、ジャンルを超えて表現するものが集う芸術創造の場をつくることを試みます。

休館日:水曜日

撮影:木暮伸也

最新の情報につきましては、アーツ前橋のホームページにて随時ご案内いたします。

2025年度 年間スケジュール

2025年4月19日(土) – 2025年6月22日(日)

石田尚志 絵と窓の間

石田尚志(1972- )は、線を描いては1コマずつ撮影するドローイング・アニメーションの作品で、1990年代から国内外で評価されてきました。石田の作品は、絵画がもつ色彩や筆致の豊かさと、黎明期の映画がもたらした「イメージが動く驚き」をあわせ持ち、両者が共有する「光」を起点に、抽象絵画の形象を疾走感のある変容のうちに映し出します。映像によるインスタレーションや立体造形への展開を経て、近年は約30年ぶりにカンヴァスに絵筆を走らせ、空間と時間を“静止した平面”に描き表すことに取り組んでいます。本展では代表作と新作を中心に、初公開の作品も含め約80点の作品を紹介し、石田尚志の仕事を再考します。

休館日:水曜日

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2025年7月19日(土) – 2025年8月26日(火)

新収蔵作品展/コレクション+  女性アーティスト、それぞれの世界

アーツ前橋の所蔵作品による2つの展覧会を開催します。1階では、2022~24年に収蔵した作品(絵画、書、版画)をお披露目します。地下1階では、一部新収蔵品も加えながら、当館が所蔵する、女性アーティストの作品(絵画、彫刻、写真、映像)をまとめて展示します。今日、目覚ましい活躍を見せている女性作家たちをご紹介するとともに、彼女たちを当館が積極的に収蔵してきた経緯についても触れます。さらに、本展では、現在注目すべき女性作家、白井ゆみ枝、津野青嵐を招聘し、その世界を広げることを試みます。

休館日:水曜日

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2025年9月20日(土) – 2025年12月21日(日)

ゴースト 見えないものが見えるとき

本展覧会は、現代美術を軸とした絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションといったさまざまな表現を、“ゴースト”というキーワードから広げた幾つかの視点で紹介し、見えるもの・見えないものが生み出す謎めいた魅力を探ろうとするものです。
亡霊(ゴースト)のように立ち上がるイメージは、過去と未来をつなぐメディアになりうるのではないでしょうか。過去の歴史に対する批判、現代という時代の見直し、そして、未来への可能性。不確かなそれらのヴィジョンは曖昧で茫洋とした姿で立ち現れながらも、我々に新しい議論と多様な気づきをもたらしてくれることでしょう。
そのような“ゴースト”に潜む表現の「美」を、作家の豊かなイマジネーションによって浮かび上がらせることで、私たちを取り巻いている世界の見方について多くの示唆が与えられることになれば幸いです。

休館日:水曜日

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2026年1月24日(土) – 2026年3月22日(日)

向井山朋子 Act of Fire

向井山にとって美術館で初の大規模個展となる本展は、アーツ前橋の6つギャラリーを地下劇場に見立てた回廊型インスタレーションです。シルクドレスの迷宮《wasted》(2009年)、3.11の津波で破壊されたグランドピアノを用いた《nocturne》(2011年)、映像詩《ここから》(2025年)など、新旧のアートワークが再構築されます。
タイトルの“Act of Fire”は、本展が向井山の身体と記憶に深く根ざす喪失・抵抗・怒りを燃焼させる儀礼的な空間であると同時に、ジェンダー不平等、激甚化する自然災害、終わりなき侵略といった現実世界の問題を、〈火〉という根源的なメディアによって照らし出していく行為を示唆しています。回廊に次々と映し出される家族の肖像、男だけの火祭り、凝固した経血、津波の泥、燃え尽きるピアノなどのイメージは、観る者の記憶を呼び覚ますだけでなく、〈私〉と〈世界〉との関係性を問う思索の旅へと誘うでしょう。

休館日:水曜日(2月11日[水・祝]開館、翌12日[木]休館)

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