自治会に説明へ
日時:2016年6月17日[金] 10:00~11:00
場所:南橘団地自治会室
参加スタッフ:中島佑太、小田久美子(アーツ前橋学芸員)
自治会室にお邪魔して、プロジェクトの説明をしてきた。これから先、南橘団地でやりたいことのビジョンを、こちら側の都合で話していく。受け入れてもらえるかどうかは分からないけれど、最初はいつだって輪の中には入れてもらえやしないのだ。少しずつ話していくしかないし、自治会長さんたちだって、最初からは分からないね、と言っていたから、それでいいのだろう。アートは専門知識があったってよく分からないものだ。よく分からなくたっていいものが、世の中一つくらいあったっていいと思う。そういう話もしてきた。
今回のプロジェクトは子どもだけが対象ではない。だけどつい説明材料として、「子ども向けなんです!」いうことにしてしまう。それが自分の得意なことなので、アピールしどころではあるけれど、高齢化した住宅地を前に、子どもに良いことをすると言えば納得してもらえると、自分でも思っているところがあり、それを言い訳にしているのかもしれない。
僕は今「子育て」に関心がある。自分が幼少期を過ごした場所で、自分と同世代の人たちが子育てをしている。母子家庭が多いと、自治会長さんが教えてくれたが、アーティストとして子育てしやすい社会とは何かを考えられたらいいと思っている。
自治会長は「若い子持ちのご夫婦は新しい高層に入ってくるので、こちらの古い棟には誰も入りたがらない」と教えてくれた。もう新しい高層はいらない、と言っている人もいて、一つの団地で色々な役員をやっている方の中だけ見ても、そこにはいろいろな考えがある。
(執筆=中島佑太、編集・投稿=中島佑太)