アーティスト・イン・スクール (3) 2017.10.16~20


20171016AIS 9日目

日時   20171016[] 10:45~12:20
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島

アーティスト・イン・スクールの9日目!今日は3時間目に3年生が一コマと、4,5時間目の6年生の授業にも行ってみることにした。先週は月曜祝日のため、1週ぶり。金曜日に、樺沢先生にお渡ししていたワークショップのチラシを教室に貼ってくださることになった。前橋市内だけど、少し離れた場所でのワークショップだったので、ご紹介程度のつもりでお渡ししていたのだけれども。誰かが来てくれたらなおうれしい。

6年生のクラスには、昨年度の南橘団地ワークショップで何度か遊んだ子どもがいた。金曜日に職員室の前でたまたま会い、図工の授業に行くことになった。こんなにフレキシブルに参加する授業を決めさせていただける状況も大変にありがたい。

3年生の直後に6年生を見ると、とても大きく感じる。大きいというよりも、巨大というニュアンス。絵も格段にしっかりとしたものになる子もいるし、言葉でのやり取りがより高度になる。こちらが伝える技術もそうだけど、他愛のない会話の切り返しなどもおもしろくて話は尽きなそうだ。

団地の子を追いかけて小学校に来たわけではないけど、学校外の活動で知り合った子が学校で過ごす様子を見るのは新鮮だ。まるで保護者参観の感想のようだけど。

20171017AIS 10日目

日時   20171017[] 8:50~12:20
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島

アーティスト・イン・スクールの10日目!今日は14限で、5年生の2コマ続き×2。前回の授業では気がつかなったけど、団地の子がいることに気がついた。表現の森の展示の際に、写真をポスターに使わせてもらった子のお姉ちゃんだ。ご家族でアーツ前橋まで展示を見に来てくださって、ポスターを欲しいと言ってくれた。プレゼントするつもりだったけど、僕もアーツの学芸員もすっかり忘れていた。ポスターのことを伝えてもらえるようお願いをすることができたので、ひとまず良かった。ちゃんと渡そう。

この日は下書きを終えて、色ぬりに入って行く子が多かった。色ぬりを始めるとあっという間に画面が塗りあがって行く。下書きの時から薄々思っていたんだけど、1コマ45分ととても短い時間なので絵を描くのもなかなか進まないだろうと思っていたのだけど、予想を上回る速度で絵が完成に近づいていく。中には雑な子もいるけど、ここまで計画的に進んでいくのは見事だと思った。

5年生の教室が図工室から一番近くにあることもあり、顔を合わせる機会が多く、よく話をしてくれるようになった。この歳になると色恋話をするようで、年齢や結婚、彼女がいるかなどを聞かれる笑。

20171020 AIS 11日目

日時   20171020[] 8:50~10:25
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島、春原先生

アーティスト・イン・スクール(AIS)の11日目!今日は3年生。気がつけば3週間が終わり、残すところあと1週間となった。クラスごとで言えば、このクラスと過ごす授業はあと1回しかないことを、子どもたちに言われて気がつく。このクラスの授業は毎週金曜日で、慣れた頃に出会ったためか、打ち解けてくれる子が多い。来週の授業のあとが20分休みなので、遊ぶ約束をしてくれた。ただ3時間目が体育らしくて、叶うかどうかは不明だ。他の休み時間は5分しかなく、授業の転換やトイレで終わってしまう。子どもたちは学校でも忙しそうだ。

今日は色ぬりへ進む子がいた。その子達は手際が良く下書きを済ませるタイプの子たちが多いのか、あっという間に背景の色ぬりをこなしていく。一方でまだ虫を描いている子もいて進行具合にかなりの差が出てきた。描きたくない時に描きたくないモチーフを描くというのは、とても辛いことだろう。ましてや図工や美術は、算数などと違って、公式に当てはめて努力すれば正解に近づけるという類のものでもない。上手に描いた絵よりも、楽しんで描く時間が大事だと思うが、それには子どもたちを取り巻く周りの大人の考えを変えていく必要がある。それは学校関係者だけではなく、地域のアーティストもまた然りである。幼稚園・保育園を含む教育現場でワークショップをするアーティストも増えてきたけど、アーティストのワークショップには遊びを大事にする要素が足らないと思う。

(執筆・編集・投稿=中島佑太)

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