南橘団地住民インタビュー①


日時:2021年3月1日(月)10時~11時
場所:南橘町自治会室会議室
参加者:片柳利子(南橘団地住民)、中島佑太、岡安賢一(動画撮影)、今井朋(アーツ前橋)

これまで南橘団地では、南橘公民館でのワークショップや南橘町子ども育成会と連携したバスツアーなどを開催してきましたが、このコロナ禍で従来のプログラムの実施が困難な状況になったため、今後のプログラムを改めてどのように組み立て、実施したらよいかを団地の住民の方へのインタビューを通じて考えていくことにしました。南橘町自治会長さんにご協力いただき、ご紹介をいただいた方へのインタビューを開始しました。

最初のインタビュアーは、片柳さん。もともと前橋市外に住んでいたが、車の免許を返納したことをきっかけに交通の便の良い南橘団地に2019年に引っ越してきたそうです。もともと住んでいた町では、子どもたちと一緒に人形劇の活動をしていて、団地に引っ越してからもその活動を続けたいと思ったけれど、コロナの影響で活動が難しい状況で、残念とおっしゃる片柳さん。仲間たちと活動していた時に使用していた手作りのお人形を手に、笑みを見せてくれました。

引っ越してからの1年間はどうでしたか?

令和2年は、ひどい年でした。転居して10日もたたないうちにコロナが始まり、地理不案内の私には、買い物すらどうしていいかわからず、大変でした。何度も何度も吾妻に戻りたい・・・と、思ったものです。免許返納したことも悔やみました。でも、何とかなるものですね。時が救ってくれました。こんな状態のなかでもそれなりに今は楽しんでおります。

人形劇について教えてください。

南橘団地に住むようになっても人形劇はやるつもりでおりました。人形は手作りです。材料はほぼ余りもの。ハギレやダンボール等々・・・吾妻では、「人形劇 すみっこの会」という名で活動しておりました。すみっこからでもいいから、皆に楽しんでほしい。笑顔が見たい・・・そんな気持ちでした。コロナが収束したら、ぜひやりたいです。皆で笑顔になりたいです。仲間も作りたいです。

  

「旅」について

※これまで南橘団地のプロジェクトでは〈LDKツーリスト〉と題して「旅」をテーマにしてきました。今回のインタビューでも、住民の方へ旅の思い出についてお尋ねすることにしました。

団体でも一人でも旅は楽しいですね。今いる場所から、乗り物にゆられて異なる世界に行ける。日本列島は長いから、北海道から沖縄まで日頃聞きなれない言葉やそして文化、味。今はどこでもお一人様を受け入れてくれるし、安全だし、足、腰、プラス、口が達者なうちは、出かけたいと思います。

(インタビュアー:中島佑太、記録:今井朋)

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