[メールマガジン] vol.45(バックナンバー)
2017年7月21日発行
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
いよいよ関東も梅雨明け。これから毎日暑い日が続きますね。
7月21日(金)から始まりました「コレクション+ アートの秘密」展!!関連イベントも盛りだくさんです。暑い夏は涼しいアーツ前橋へぜひお越しください。
本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
● INDEX ●
(1)イベントカレンダー
(2)コレクション展 新収蔵作品を中心に
(3)コレクション+ アートの秘密
(4)あーつひろば~ウマくなくてもいいスタジオ
(5)ロビーライブvol.11 ジャズ、vol.12 電子音楽
(6)ケレン・ベンベニスティ滞在制作
(7)メンバーシップ募集中
(8)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI
(9)ミュージアムショップ mina
(10)アートのとびら by 今井学芸員 vol.46
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(1)イベントカレンダー ●
■ミュージアムの秘密 館内バックヤードツアー
○内容:普段は入ることのできない美術館の裏側をご案内し、展示や施設の日常をお見せします。
○日時:8月5日(土)、8月27日(日)14時~15時30分
○対象:各15名
○申込方法:電話にて事前申込
■ワークショップ付きギャラリーツアー 六感ラボ
○内容:普段の自分の感覚をより敏感にさせるワークショップを行ったあとに、展覧会を鑑賞します。
○日時:8月11日(金・祝)14時~16時30分
○講師:山城大督(美術家・映像ディレクター)
○会場:展示室ほか(要観覧券)
○対象:中学生以上、16名
○申込方法:電話にて事前申込
■こどもアート探検
○内容:学芸員やサポーターと一緒に作品を見て話しながら、作品を鑑賞します。
○日時:8月19日(土)14時~15時
○対象:小学校以下(未就学児は保護者同伴)
○参加費:無料(申込不要)
■島地保武 パフォーマンス
○内容:参加アーティストの島地保武(舞踊家)が展示室内に出没し、パフォーマンスを行ないます。
○日時:未定
○参加費:無料(要観覧券)申込不要
※詳細は決まり次第HPにアップします。
■おしゃべりアートウィーク
○内容アーツナビゲーターと一緒に、作品について気づいたこと、感じたことなどを自由に話しながら、自分以外の誰かと作品を一緒に見ることの楽しさを体験します
○日時:9月18日(月・祝)~24日(日)11時~12時/14時~15時
○参加費:無料(要観覧券)
○申込方法:事前申込制/電話で申込みください
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(2)コレクション展 新収蔵作品を中心に
アーツ前橋では、地域ゆかりの作家や展覧会などアーツ前橋の事業に参加した作家を中心に作品を収集しています。
平成28年度は新たに、地域ゆかりの作家として池田カオル、井田秋雄、木暮伸也、田中青坪、金子英彦、展覧会事業に関連した作家の中から、廣瀬智央、水谷俊博の計7作家64点を収蔵いたしました。
本展ではその一部を紹介するとともに、アーツ前橋開館以前から前橋市が収蔵している作品を展覧します。
○会期:9月26日(金)まで
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日
○観覧料:無料
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9118
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(3)コレクション+ アートの秘密 ●
アーツ前橋では開館前から、収蔵作品に若手作家の作品などを加えたテーマ展示(コレクション+)を開催してきました。本年度は、近隣美術館や個人所蔵家のご協力のもと、さまざまな鑑賞体験を紹介する展覧会を開催します。
この展覧会は、「素材」「社会」「作家」「他者」「自分」と出会うという5つのテーマで構成し、鑑賞者が自分の目でよく見て、体感し、考えることで、作品をよく見るということを深める展示を目指します。ひとつの作品との出会いによって、新しい自分に気づき、世界が違って見えてくる、というアートの魅力を伝えます。
○会期:9月26日(火)
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日
○観覧料:一般500円/学生・65歳以上・団体(10名以上)300円/高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※8月19日(土)は「夏休みキッズフェスタ」のため無料
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9216
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(4)あーつひろば~ウマくなくてもいいスタジオ ●
いろんな素材や道具で、自由に好きなものをつくっちゃおう!つくりたいものは、スタッフに相談してもいいよ。
今回は夏休み特別バージョンとして、たくさんの材料を用意しています。
○講師:アーツ前橋サポーター、スタッフ
○時間:13時~17時(出入り自由)
○会場:アーツ前橋 交流スペース
○対象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
○定員:特になし( 材料が終わり次第終了)
○参加費:無料
○持物:汚れてもいい服装でお越しください。
○申込:不要
※その場にある素材や道具で、ひとりまたはお友達同士、ご家族で一緒に作りたいものを作ることができるスペースです。
多くの方にご参加いただけるよう、場所や道具などは譲り合ってご利用ください。
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9255
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(5)ロビーライブvol.11(ジャズ)、vol.12(電子音楽)●
アーツ前橋で行う小さな音楽ライブ。県内で音楽イベントを企画している方をコーディネーターに迎え、様々なジャンルの音楽を紹介します。
<vol.11>
○出演:たいちゃんず
○ジャンル:ジャズ
○日時:7月30日(日) 13時~/14時30分
○場所:アーツ前橋 交流スペース
○料金:無料 申込不要
○コーディネーター:鈴木伸一
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9347
<vol.12>
○出演:冨沢仲、永田一直
○ジャンル:電子音楽
○日時:8月20日(日) 14:00~(冨沢仲)/15:00~(永田一直、セッション)
○場所:アーツ前橋 交流スペース
○料金:無料 申込不要
○コーディネーター:岡庭涼
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9357
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(6)ケレン・ベンベニスティ滞在制作
アメリカからの招聘作家:ケレン・ベンベニスティ氏が竪町スタジオに滞在し、地域のリサーチや作品の制作を行ないました。
その成果発表として、竪町スタジオ(前橋市千代田町2-4-1)にてオープンスタジオとトークイベントを行います。予約不要ですので気軽にお越しください。
オープンスタジオ
○日時:7月22日(土)、23日(日)13時~19時
トークイベント
○日時:7月22日(土)18時~19時
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9028
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(7)メンバーシップ募集中 ●
年会費:一般会員 2,000円
ペア会員 3,500円
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など
詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(8)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●
こんにちはアーツ前橋店です!
毎日焦げる様な暑い日々が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
当店自慢のコーヒーをご紹介します!!
『EL INJERTO/GUATEMALA』エルインヘルト/グァテマラ
(印象)
アプリコットやパッションフルーツ、ラズベリーなどの果実感が感じられ柔らかな甘みの中にスパイシーな印象とシルキーさがあります。
『KAIGURI/KENYA』カイグリ/ケニア
(印象)
アップル、アプリコットの印象とシロップの様な甘みを感じられ滑らかな舌触りで後味の余韻が長く続きます。
コーヒー豆は量り売りもおこなっております!
☆100g/¥700~
☆200g/¥1,420
産地から届いた新鮮で香り高い素晴らしいコーヒーを是非嗜んでみませんか?
皆さまのご来店をスタッフ一同こころよりお待ちしております!
【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi
○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜 11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:橋爪)
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(9)ミュージアムショップ mina ●
7月に入り、本格的な夏がやってきました!!minaでは夏を楽しむTシャツ、見ているだけで涼しいガラス製品、カラフルな手ぬぐいなど、夏におすすめのアイテムを取り揃えております!
■『Tシャツコレクション2017』
期間:8月31日(木)まで
全国各地の障害のある方の通う施設などから集めた200点近いTシャツが揃いました!
今年はキッズサイズTシャツも色柄豊富です。
ここでしか買えない1点ものも。ぜひ期間中、お立ち寄りください。
■『さをり織りワークショップ』
毎回人気のさをり織りワークショップ。織りの経験のない方でも、“織る”という行為の虜になる方続出です!まだ若干空きがございますので、ぜひご参加ください。
日時:2017年7月29日(土)
①11:30~ ②14:00~ ③15:00~
内容:1時間織りを体験するワークショップです。さをり織りに間違いはありません。気の向くまま、好きなように好きな糸を織って自分だけの布を作ります。
参加費:1,000円+糸代(1g10円)
※個人差はありますが、1時間で40~60cm程度織ることができます。
◎△□お申し込みはminaまで◎△□
TEL:027-289-8094
【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●(10)アートのとびら by 今井学芸員 vol.46 ●
7月21日(金)から夏の企画展「コレクション+ アートの秘密」が始まります。この企画展のサブタイトルは「私と出会う 5つのアプローチ」というもので、「鑑賞」というそれぞれの人が持つ美術館での体験をさらに深められるような機会になるような展示構成で作られています。
皆さんは、美術館で作品と対峙する時、どんなことを考え、どんなことを感じているでしょうか。今回の企画展の概要には、「作品から受ける印象や感じ方は、自分の出自や過去の経験、記憶などが少なからず反映され、アートとの出会いは、私たちが自分自身を再発見する機会を与えてくれます。」とあるように、私たちが生まれてからその作品に出会うまでに、どのような環境に身を置いて生きてきたのかは、作品鑑賞の中で重要な要素となっているはずです。
このことを社会学的に裏付けながら美術館における教育普及のありかたを問うてきたのがフランスの社会学者のピエール・ブルデューという人でした。彼のリサーチ対象はあくまでフランス国内の美術館ではありましたが、美術館へ訪問した人たちに職業、配偶者の職業、学歴等々訪問者の出自を事細かにアンケートとして質問し、その統計から美術愛好者のもつ社会的傾向を割り出していくという、平等主義がしみついている日本人には信じられないような論を展開していくのです。
ブルデューの『美術愛好 ヨーロッパの美術館と観衆』(1994年、木鐸社)から始まる、彼の研究が証明しようとするのは、私たちの趣味や嗜好はその社会的身分や出自に大きく関わるということであり、更に美術鑑賞に関しては、その出自が大きく影響し、あくまで中流階級以上に制限されるのではないかというものです。ブルデューは、出自が大きく関わるからこそ、どんな社会的階級の人であっても、美術に触れたり、美術館に行けたりする機会を子どもの時から提供することが重要になるということを訴えます。
フランスの美術館の教育普及の考え方に、「美術館から最も遠い観衆へのアプローチ」というのがあります。家庭の中で美術館まで子どもを連れてくることが難しいのであれば、美術館や学校がその役割を担うべきだし、また美術館まで足を運ぶことができない人たちには、美術館から出向いていく、ということを多くの美術館が実践しています。その究極的な例が刑務所などで実施される美術館の教育普及であるわけです。受刑者が、社会復帰を果たした後、少しでも彼らの生活や心の糧になるように、という考えから行われることが多いようです。
美術は誰しもに開いている、と同時に閉じているとも言えます。開かれた作品鑑賞は個人そのものに属すというよりも、美術館の態度がそのまま鑑賞者に通じているともいえるのではないでしょうか。アーツ前橋が、前橋に存在することで、未来の子どもたちが美術鑑賞という一つの趣味をより身近に享受できる環境になるために、私たちはここに存在しているともいえます。
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
●この電子メールは<アーツ前橋メールマガジン>にご登録いただいた方にお送りしています。
アーツ前橋ウェブサイト http://www.artsmaebashi.jp/
Facebook https://www.facebook.com/artsmaebashi
Twitter https://twitter.com/ArtsMaebashi
●配信元・お問い合わせ先 アーツ前橋 artsmaebashi@city.maebashi.gunma.jp
●メールマガジン解約ご希望の方はこちら→ http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=23
—————————————————–
ご登録をされたにも関わらずメールマガジンを受信できなかった方は、各端末にて受信ドメイン指定等の受信制限設定の有無をご確認ください。 設定に問題が無い場合、お手数をおかけいたしますが、メールマガジン末に記載されているお問い合わせメールアドレスまでご連絡ください。