アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.17(バックナンバー)

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アーツ前橋 メールマガジン vol.17

2015年3月19日発行

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春の2人展「ArtMeets02 大西伸明/相川勝」と個展「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」が、3月21日よりはじまります。
春休みのお出かけにぜひアーツ前橋へお越しください。

本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)企画展「ArtMeets02 大西伸明/相川勝」

(3)企画展「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」

(4)〈風の食堂 in 粕川〉 南風食堂「甘い記憶/ 食べる/続けて残ったもの」展

(5)サポーター登録希望者説明会

(6)アーツ前橋サポーター活動中!~アーツ前橋体感ツアー編~

(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(8)ミュージアムショップ mina

(9)アートのとびら by 住友館長 vol.19

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●(1)イベントカレンダー ●

■3月21日(土・祝)
○小泉明郎展、ArtMeets02展 開幕
○小泉明郎 アーティストトーク

■3月22日(日)
○サポーター登録希望者説明会

■3月29日(日)
○ArtMeets02 こどもアート探検

■3月31日(火)
○〈風の食堂 in 粕川〉 南風食堂「甘い記憶/ 食べる/続けて残ったもの」展 開幕
○南風食堂よる作品解説ツアー

■4月5日(日)
○相川勝撮影会

■4月11日(土)
○学芸員によるギャラリーツアー

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●(2)企画展「ArtMeets02 大西伸明/相川勝」 ●

中堅アーティストを紹介する企画展「Art Meets」。第2回は大西伸明(1972年生まれ)と相川勝(1978年生まれ)です。
大西伸明は植物や産業製品などを樹脂と彩色によって複製する作品をつくります。相川勝は流通するCDを描画と作家の声によって再現する作品や、インターネット回線による電話サービスSkypeを利用してピンホールカメラで撮影するデジタルとアナログ技術を混在させた作品を制作します。
技術の発達に伴い、私たちの周りでは多くの物と情報が溢れ、それらは日々生まれては忘却され廃棄されていきます。二人の作家はデジタル技術や機械化により安価に量産される商品/物質を、作家の想像力と造形力により唯一のものへと生まれ変わらせます。私たちが見過ごしていた物質の存在価値を再認識できる展覧会です。

○会期:2015年3月21日(土・祝)~6月7日(日)

○開館時間:11~19時まで(入館は閉館の30分前まで)

○休館日:水曜日
※4月29日(水)、5月6日(水)は開館し翌日休館

○観覧料:無料

作家の制作を追体験できる関連ワークショップやギャラリーツアーも実施します。

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=4959

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●(3)企画展「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」 ●

声にならない声。意識の下に眠る感情。小泉明郎の作品を見ると、そうしたものがささくれのように突き刺さってくるような感覚をおぼえます。私たちの身体と精神はどのようにして〈人間〉を形作っているのか。彼は、ドキュメンタリーや映画とは異なる映像表現によって、私たち〈人間〉の営みを捉えます。
小泉明郎(1976年、群馬県邑楽郡生まれ)は、若くしてニューヨーク近代美術館をはじめ国内外の美術館から高い評価を受け、世界的にもっとも注目される日本人アーティストのひとりです。この展覧会は、初期作品から近作までを一望することができる初の個展になります。今からちょうど70年前に前橋空襲を体験した人物の語りや、視覚障害を持つ方に絵を描いてもらうことから制作された新作も併せて展示されます。

○会期:2015年3月21日(土・祝)~6月7日(日)

○開館時間:11~19時まで(入館は閉館の30分前まで)

○休館日:水曜日
※4月29日(水)、5月6日(水)は開館し翌日休館

○観覧料:一般500円(300円) 大学生300円 65歳以上300円 高校生以下無料
※()内は10名以上の団体料金
※4月12日(日)は前橋中心商店街ツナガリズム祭りのため観覧無料
※障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料
※会期中割引…以下の条件でご来館の方には、入館料300円
(1)リピーター割:本展覧会チケットの半券をもって来館された方(1回のみ有効)
(2)ペア割:各月2日/22日に来館された方
(3)トワイライト割:開館中の17時以降に入館された方

アーティストによるトーク、映画の特別上映イベントやギャラリーツアーも実施します。

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=4983

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●(4)〈風の食堂 in 粕川〉南風食堂「甘い記憶/ 食べる/続けて残ったもの」展 ●

地域アートプロジェクト〈風の食堂 in 粕川〉は、前橋市粕川地区を舞台に、豊かな自然や気候を活かし育まれてきた食文化や、それにもとづいた生活文化などをアーティストがリサーチし、その魅力を発掘・発信していくプロジェクトです。
アーティストの南風食堂が粕川地区に住む高齢の方に話を聞いて、長い時間を経てもなお、その方の中に残り続けている記憶、食、暮らし方を言葉と写真で記録し、粕川支所で展示します。

○会期:3月31日(火)~5月31日(日)木曜日、金曜日のみ開場
※ただし、下記の日にちは開場します。
3月31日(火)、4月12日(日)、5月23日(土)、5月24日(日)、5月30日(土)、5月31日(日)

○開場時間:13~17時まで

○観覧料:無料

オープニングイベントやアーティストトークも開催します。

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=5027

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●(5)サポーター登録希望者説明会 ●

このメールマガジンで毎号ご紹介しているように、アーツ前橋の運営には多くのサポーター(ボランティア)が活躍しています。
下記の日時で、サポーター活動に興味のある方へ向けて、アーツ前橋の概要やサポーター活動について説明いたします。
サポーターに登録するかはわからないけれど、アーツ前橋ってどんなところ?と興味がある方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
説明会終了後、希望者には登録受付会を実施します。

○日時:2015年3月22日(日) 14:00~16:00
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○申込:氏名、年齢、電話番号を添えて、事前にアーツ前橋へお申し込みください
○申込締切:3月20日(金)

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=4957

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●(6)アーツ前橋サポーター活動中!~アーツ前橋体感ツアー編~ ●

アーツ前橋サポーターとは、アーツ前橋で開催する企画や事業をボランティアとしてお手伝いをする人たちのことです。
研修を修了した鑑賞サポーターは、学校団体でアーツ前橋を訪れるこどもたちの鑑賞サポートだけでなく、最近は家族で訪れるこどもたちや保護者の方を対象とした「こどもアート探検」や、幅広い年齢層を対象とした「アーツ前橋体感ツアー(市有バスを利用したツアー)」の補助など活躍の幅を広げています。
今回は、3月上旬に実施した「アーツ前橋体感ツアー(粕川支所発着)」についてご紹介します。
ツアーでは、粕川地区からバスでアーツ前橋へ来館するみなさんをご案内しました。
バスに乗る前の参加者の受付、バス内ではアーツ前橋やサポーターの紹介、そして初めてその日出会ったみなさんの雰囲気をほぐしていきます。巧みなトークで引き込むか、あるいは参加者の方から引き出すかサポーターの腕の見せ所です。
アーツ前橋へ到着したら、トイレ休憩の後、まずアーツ前橋のコミッションワーク(恒久設置作品)をサポーターと一緒に鑑賞します。
館内のさりげないところに展示されているコミッションワークは、見つけるところから鑑賞がはじまります。
どんな声かけで興味をもって探してもらうか、見つけたあとの展開はどうするか、ここもサポーターの腕の見せ所です。
その後は、学芸員の解説で展覧会を鑑賞しますが、ここにもサポーターは同行します。
私たち学芸員はつい美術の専門用語を使用して解説しがちですが、サポーターは聴き逃さず「○○ってなんですか?」と合いの手を入れる、ツアーの参加者がふと横にいるサポーターに漏らした感想をグループの皆さんへ伝えて共有し、作品のいろんな見方や感じ方を楽しむ雰囲気を作っていく、他の来館者への案内を行う、参加者や作品に危険が無いか、疲れている方がいたら座れるところを案内するなどツアーの細部にわたり目配り(あるいは、耳配り)しています。
ツアーで初めてアーツ前橋にご来館される方も少なくありません。そこで大切にしているのは、個別の参加者に寄り添いつつ、アーツ前橋や作品についてまずは親しんでいただくということです。
こうした活動はまだ始まったばかりで、スタッフとサポーターで話し合い、協力し合いながら作っています。

あなたもサポーター活動を通して、アーツな輪を広げてみませんか?
詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=194

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●(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

雨が降る度にどんどん暖かくなってきていますね!活動しやすい季節、ロブソンコーヒーのコーヒーをテイクアウトで、街歩きなんていかがですか?新しい発見があるかもしれませんよ!是非ロブソンコーヒーをご利用くださいませ!!

【スペシャルティコーヒー】
ロブソンコーヒーでは世界中の美味しい旬のコーヒーを続々入荷しております。コーヒー本来のフルーツの様な甘味を感じて頂けるように焙煎されたコーヒーを感じてみませんか?きっとやみつきになりますよ!

【コーヒータイムセット!!】
14:00~17:00の時間帯のみ、コーヒーとセットでロブソンコーヒー自慢のスイーツがお楽しみいただけます!
・『コーヒー屋のフレンチトースト』と『ドリンク』で¥1150
・『本日のケーキ各種』と『ドリンク』で¥770
と、リーズナブルでお気軽にコーヒーとスイーツをお楽しみ頂けます。この時間帯を是非お見逃しなく!!!
皆様のご来店心よりお待ちしております!お気軽にお立ち寄り下さいませ!

(店長:橋爪)

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
twitter: https://twitter.com/ROBSON_COFFEE
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:
月曜、火曜、木曜、日曜・・・10時30分~20時30分
金曜、土曜・・・10時30分~22時

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●(8)ミュージアムショップ mina ●

こんにちは。やっと寒さも和らいで、春の気配を感じられるようになりましたね。

◎新しい展覧会が21日から始まります。展覧会をより楽しめる関連商品も入荷予定ですので、ぜひショップをご活用ください。
■これまでの展覧会図録も絶賛販売中です!
 「カゼイロノハナ」開館記念展覧会図録¥2592、「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる想像☆の力」展覧会図録¥1944、「プレイヤーズ」展覧会図録¥216、「服の記憶」展覧会図録mina特別価格¥2160(全て税込価格)

◎春はお出かけも楽しくなる季節。minaでは春のおしゃれにおススメのアイテムを多数ご用意しております。
■ripple洋品店期間限定販売!(3月15日~6月まで)
 「ぐんまの手仕事」(上毛新聞社)でおなじみ、ripple(りっぷる)さんの洋服を期間限定で販売します。ご夫婦で草木染めと縫製を行い、着やすさを追求したワンピースは、どれも素敵な色合いと形です。全て1点物。一期一会の出会いを大切にしたくなるお洋服です。(期間中、順次新作を入荷予定です。)
■春のスカーフ入荷!
 春から夏にかけて大活躍する、草木染めのスカーフ、ストール類を順次入荷しています。ギフトにもおススメです。

その他、新生活におすすめのステーショナリーや、アクセサリーなど一癖も二癖もあるおもしろアート雑貨を入荷しています。(入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。)

(店員:千木良)

【商品情報配信中】いいね!よろしくお願いいたします!
Facebook: https://www.facebook.com/mshop.mina

○営業時間:11時~19時
○休業日:水曜日

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●(9)アートのとびら by 住友館長 vol.19 ●

最近はテレビばかりでなくインターネットでも動画が気軽に見られるので、すっかり映画を見る機会が減った人も多いのではないでしょうか。そればかりか、テレビさえもあまり見ない人も増えているようです。いつのまにかメディア技術の進化だけでなく、私たちが世界の出来事を把握する方法も変わってきているのかもしれません。

このことは美術の世界にも大きな変化をもたらしていています。まず、近年絵筆のようにしてアーティストはヴィデオを表現手段として用いはじめています。今の若い人は、ペンよりもカメラやスマホを手にする時間のほうが多いでしょうから不思議はないでしょう。さらに重要な変化としては、映像は直接的に世の中の出来事を映し出すので、ドキュメント(=記録)を表現に取り入れる作品が増えていることです。実際にアーティストや鑑賞者が生きている現代の社会が描かれることで、美術はどんどん複雑で多様な価値観がせめぎ合う場になっています。しかし、アーティストは個人の感性でそれを表現しますから、ニュースや報道番組のような内容にはならないのが面白いところです。

こうした動向を手軽に知ることができる本としては『ドキュメンタリー;リアルワールドへ踏み込む方法』(フィルムアート社、2006年)があります。このなかで、惜しまれながら2007年に他界した佐藤真は、人の目とカメラの目が違うことに意識を向けるようにと語っています。人間の記憶が良い記憶や悪い記憶を取捨選択するのに対して、カメラのレンズは機械的に収録するため、それは人間にとって「もうひとつの世界」を作り出すと述べています。そのことによって、「批判的に眺める視点」を持つことができるという点がドキュメンタリーという映像表現の特徴なのだと主張しています。

自分たちの姿を鏡のように映しだし、別の視点で眺めることを可能にする手法。こうしたことはおそらく写真以前には不可能だったのではないでしょうか。それがやがて動画になったことで、私たちの認識はどのように変化したのでしょうか。その実験にいろいろなアーティストや映画監督が関心を持ち、次々に興味深い表現を生み出しています。画面に映る人間の姿に普段気づいていなかった感情や身振りを発見し、そして自分と「もうひとつの世界」が思いがけず連続するように感じられる驚きが映像表現の魅力です。アーツ前橋で3月21日からはじまる個展のアーティスト小泉明郎さんも、そうした映像表現において世界から注目されているひとりです。ぜひ皆さんのお越しをお待ちしています。

(終)

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