アーツ前橋開館記念シンポジウム「アートと出会う」【終了】
美術館構想が始まってから約6年の準備期間を経て、前橋の新たな芸術文化の発信拠点として、中心市街地に誕生しました。 アーツ前橋は、「創造的であること/みんなで共有すること/対話的であること」を活動コンセプトに、アーティストだけではなく、この施設に関わる全ての人がアートを通じて創造的な日常を発見し、また様々な人の考えや感性をここで開催されるイベントなどを通じて共有していけるような新しいタイプの施設を目指しています。
開館を記念して、「アートと出会う」と題したシンポジウムを開催します。「日曜美術館」の司会を務めた姜尚中さんをはじめ、アーティストで、SFアニメの飛行機を実際にジェットエンジンで飛ぶ飛行機としてつくる《OpenSkyプロジェクト》などで知られる八谷和彦さん、アーティストとの共同作業をおこなう都市社会学者の山田創平さんらに、アートとの出会いは、まちや人々に何をもたらすのかについて語っていただきます。
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日時:2014年1月11日(土)13:00開場 14:00開演 【終了】
参加方法:当日先着順(定員:500名)
*入場無料
会場:前橋テルサホール(前橋市千代田町2-5-1)
パネリスト:姜尚中、八谷和彦、山田創平、住友文彦
司会:住吉美紀
主催:アーツ前橋
助成:平成25年度文化庁地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ
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■パネリスト略歴
◎姜尚中(政治学者)
1950年生まれ。東京大学大学院情報学環教授を経て、2013年より聖学院大学全学教授。専攻は政治学・政治思想史。著書に『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ』『ナショナリズム』『東北アジア共同の家をめざして』『日朝関係の克服』『在日』『姜尚中の政治学入門』『悩む力』『リーダーは半歩前を歩け』『母-オモニ-』『あなたは誰?私はここにいる』『続・悩む力』ほか。共著に『ナショナリズムの克服』『デモクラシーの冒険』『戦争の世紀を超えて』『在日一世の記憶』ほか。
◎八谷和彦(アーティスト)
1966年4月18日(発明の日)生まれの発明系アーティスト。九州芸術工科大学画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務後、(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。現在、書籍『ナウシカの飛行具、作ってみた』が幻冬舎より発売中。
◎山田創平(都市社会学者)
1974年群馬県高崎市生まれ。現在、京都精華大学専任講師。名古屋大学大学院博士課程修了。文学博士。専門は地域研究(芸術と地域、マイノリティと地域、都市空間論)。厚生労働省所管の研究機関や民間のシンクタンク勤務を経て現職。著書に『ジェンダーと「自由」-理論、リベラリズム、クイア』(共著、2013)、『ミルフイユ04-今日のつくり方』(共著、2012)、『ミルフイユ05-技と術』(共著、2013)などがある。各地のアートプロジェクトで、リサーチやコンセプトデザインに関わる他、自らも作品を制作している。2008年に名古屋大学名誉修了者に選ばれている。
◎住友文彦(アーツ前橋館長)
アーツ前橋館長。これまで東京都現代美術館などに勤務し、「川俣正[通路]」(東京都現代美術館/東京/2008)、メディアシティソウル2010(ソウル市美術館)、あいちトリエンナーレ2013などを企画。また、中国を巡回した「美麗新世界」展(2007年)や”From the Postwar to the Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents”(Museum of Modern Art New York、2012、共編著)などで、日本の美術を海外へ紹介する。
■司会者
住吉美紀(フリーアナウンサー)
国際基督教大学卒業。1996年 アナウンサーとしてNHK入局。 「プロフェッショナル 仕事の流儀」などの人気番組を担当。 2011年4月よりフリーに。 現在はTOKYO FM「Blue Ocean」(月~金 9:00~)、 サンデー毎日「すみきちのぶっちゃけ堂」対談連載など、幅広く活躍。 著書に『自分へのごほうび』。 ヨガの指導者資格を持つ。
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■お問い合わせ
アーツ前橋
住所:〒371-0022 前橋市千代田町5-1-16
TEL:027-230-1144
FAX:027-232-2016
http://artsmaebashi.jp/