【終了】アーツ前橋 開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」ツアープログラムのご案内
「ニューホライズン 歴史から未来へ」展では、アーツ前橋をメイン会場に、再開発が進む周辺の施設やコミュニティと連携し、空きビルを活用したデジタルアートの展示や、歴史建築の魅力を引き出すプロジェクションマッピング、子どもたちとアーティストによる野外彫刻の共同制作など、街を舞台に多彩なアート活動を展開します。会期中に実施するツアーは、本展の企画を手掛けたアーツ前橋のキュレーター陣が、[現代のアート][街づくりとアート][建築とアート]の3つの切り口から本展会場を解説付きでご案内するプログラムです。
18組のアーティストで構成されるアーツ前橋で特に注目の展示は、AIとアートを融合させた荘厳な作品で世界を魅了するメディアアーティスト、レフィーク・アナドールの巨大な映像。他にも、約8千体の精緻な金属の人間像で現代社会を表現するザドック=ベン・デイビッドや、前橋の蚕糸技術センターで飼育された遺伝子組換えの“光るシルク”を素材とするスプツニ子!のドレス、自然界の現象を取り入れた作品で知られるオラファー・エリアソンなど、グローバルに活躍する参加アーティストたちの作品とその背景について、本展ディレクターの南條史生が解説します。
実施日:12月1日[金]、1月12日[金](各回 18:00~19:00)
集合場所:アーツ前橋(各回定員20名・先着順)※要鑑賞券
案内人:南條史生(当館特別館長・本展芸術監督)
*受付は終了しました。
南條史生(Fumio Nanjo)……キュレーター、美術評論家。前橋市文化芸術戦略顧問、アーツ前橋特別館長。1972 年慶應義塾大学経済学部、1977 年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金を経て、2002 年より森美術館立ち上げに参画、2006 年 11 月から 2019 年まで館長、2020 年より同館特別顧問、十和田市現代美術館総合アドバイザー、弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐、2023年5月からアーツ前橋特別館長。1990年代末よりヴェニスビエンナーレ日本館を皮切りに、台北ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ、シンガポールビエンナーレ、茨城県北芸術祭、ホノルルビエンナーレ、北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs 等の国際展で総合ディレクターを歴任。著書として「アートを生きる」(角川書店、2012 年)等。
蜷川実花《Breathing of Lives》 アンドリュー・ビンクリー《ストーン・クラウド》
「ニューホライズン 歴史から未来へ」では、新旧の建築と暮らしが交差する再開発エリアにも多彩なアートを設置しています。バブル期のランドマークだった「HOWZE(ハウゼ)」ビルや、昭和30年代から今も続くアーケード式商店街、市民に愛される老舗百貨店「スズラン前橋店」など、”前橋らしさ”を感じられる風景のなかにインストールされた最先端のアートを一緒にめぐりましょう。
日時:開催期間中の隔週日曜 11:00~12:30(10/22、11/5、11/19、12/3、12/17、1/7、1/21、2/4)
集合場所:アーツ前橋(各回定員20名・先着順)※要鑑賞券
案内人:宮本武典(東京藝術大学准教授/アーツ前橋チーフキュレーター)
*受付は終了しました。
宮本武典(Takenori Miyamoto)……キュレーター、アートディレクター。1974年奈良生まれ。武蔵野美術大学パリ賞受賞により渡仏、原美術館学芸部を経て2005年に東北芸術工科大学へ。2019年3月まで同大教授・主任学芸員を務め、東北各地でアートプロジェクトや東日本大震災の復興支援事業を展開。2014年に「山形ビエンナーレ」を創設しプログラムディレクションを3期にわたって手がける。2019年に角川武蔵野ミュージアム開館事業にクリエイティブディレクターとして参加したのち、2022年より東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻准教授に着任。2023年5月からアーツ前橋チーフキュレーターも務める。
【3. 周辺の現代建築と白井屋ホテルのアートをめぐるツアー】
白井屋ホテル(撮影:木暮伸也)
アーツ前橋の周辺では、前橋のまちづくりビジョン「めぶく。」に基づき、「白井屋ホテル」や「まえばしガレリア」など、新進気鋭の建築家による施設のオープンが続いており、本展会期中もいくつかの建築が完成予定となっています。本展では彼・彼女らスター・アーキテクトによる建築表現にも着目し、アートを身近に感じさせてくれるその空間の魅力を、街歩きツアーでご紹介。あわせて、白井屋ホテル敷地内のアートコレクションも特別にご覧いただけます。
日時:開催期間中の隔週火曜13:00~14:00(10/24、11/7、11/21、12/5、12/19、1/16、1/30)
集合場所:アーツ前橋(各回定員20名・先着順)※要鑑賞券
案内人:有馬恵子(本展キュレーター)
*受付は終了しました。
有馬恵子(Keiko Arima)……2000年代から主にヨーロッパで、建築・美術・デザイン関係の、雑誌・展覧会・シンポジウムの、編集、企画、制作に従事。主な仕事として、ドイツの建築雑誌DETAILの日本語版編集(2004年〜)、2009 年ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア・ヴェネチア)とパレ・ド・トーキョー(フランス・パリ)にて「NAOSHIMA-Arts and Architecture in Seto inland sea」など。2010年代は、日本国内と東南アジアで音楽・演劇などパフォーミング・アーツの仕事を手がける。2019年から立命館大学大学院先端総合学術研究科、日本学術振興会特別研究員 DC-1 (2020年〜)。関西学院大学、京都精華大学非常勤講師。2023年よりアーツ前橋キュレーター。専門は社会学・文化人類学・建築学。
●エリアマップ(PDF)
下記よりダウンロードできます。
→ 「ニューホライズン 歴史から未来へ」ハンズアウト(PDF)